読書で本から学ぶブログ【書評・感想】

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『嫌われる勇気』では、幸せにはなれないのかもしれないから

『嫌われる勇気』について、また考えてみました。

 

これまでの記事

『嫌われる勇気』を読みました - 読書で本から学ぶブログ

嫌われる覚悟よりも、愛する勇気のほうが強い - 読書で本から学ぶブログ

『嫌われる勇気』を再読して、自分と対話してみる

 

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

 

他者の感情は他者のもの

「自由とは他者から嫌われることである」

とこの帯にありますが、読むとそういうことではないということはわかります。

他者から嫌われたとしても、あまり気にしないというところでしょうか。

他者の感情は他者のもの、ということだと思います。

 

たしかにそう考えると、周りをあまり気にしすぎないで、いわゆる空気を読みすぎないで良いですから、少し気が楽になります。

そして、本書でも言われているように、他者を評価しない、ということができると、「好き嫌い」とはまた違った関係も築きやすいのかもしれません。

 

好き嫌いという感情では足りないから 

そう考えると、やはり「嫌われる勇気」だけでは不十分で、自分を「マネジメント」できることが重要なのでしょう。本書の言葉で言えば、自分の「課題」にどう取り組むかということだと思います。

そして思うのですが、やはり感情よりも、心なのだと思います。

本書のキーワードで「関心」という言葉があります。他人に関心を持つ。

関心とは、心で関わる。そういうことでしょう。

 

 幸せでいる「意志」「勇気」

心が何かという話はありますが、感情だけではなく意志なども入ってくると思います。

「嫌われる勇気」を持つだけではなく、幸せでいる「意志」「勇気」というものも大切なのだろうと。

そんなことを、とても天気が良い日に気持ちのよい午後を過ごしながら、ただ「嫌われる勇気」だけでは足りないなと考えるなどしました。

 

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え