昇進・出世するには?『最強「出世」マニュアル』【書評・感想】
今日は、こちらの『最強「出世」マニュアル』を読みました。
会社で「出世」したい。
そういう人に向けて書かれています。
「出世」を「目的」にするな
私にとって「出世」は「目的」ではなく、自身の仕事観を実現するための「手段」でした。今では、「No.2」として以前より高い位置で経営の意思決定に参加しています。「出世」を「目的」ではなく、「手段」と捉えることで、自身が最も高いパフォーマンスを発揮できるポジションを獲得し、それによって精力的に仕事に打ち込めるようになれば、会社もあなたもきっと幸せになれます。
出世は、何のためか?
出世するために、出世したいと考えるのではなく、自分がより良いパフォーマンスを発揮できるようにするためと考えるということです。
会社での役職が低いと、自分がやりたいと思っていることができない。
そういうことはあります。
会社で生きていくとしたら、「出世」することで、自分がやりたいことができるようになるというのはあるでしょう。
会社の「人事評価制度」を知っていますか?
上司以外にも、知るべき「相手」がいます。それは会社の「人事評価制度」です。
どのように会社が評価するのか。会社が求める人材像はどういうものか。
これを知らないと、評価はされないでしょう。
逆に、評価されたくないのに、評価されるということもあるかもしれません。
いずれにしても、評価制度も知らないと、「出世」することはむずかしいでしょう。
上司も立派な「お客様」
何事もニーズがあるところにしか仕事は発生しません。別の言い方をすれば、相手のニーズを満たせないような仕事は、仕事と認められませんし、そこに報酬という概念は存在しません。
当時の私は、社長を最大の「お客様」と認識し、社長が経営に専念できる環境を作ることが先決だと考えました。そこで、私は、社長でなくてもできる仕事をかたっぱしから奪いました。社長には、社長にしかできない仕事に注力してもらう環境を整えました。そのような功績が認められ、短期間で重要なポジションを与えられることになりました。
上司も「お客様」。
こう考えると、上司からの依頼は、当然お客様からの仕事というように考えられます。
お客様の満足度を高めれば、評価されるでしょう。
上司が求めることをできるようになれば、評価されて、出世する。
そういう方向に進める。そういうことですね。
「出世」して自分のやりたいことをやる
この本の著者の浅野氏は、短期間で取締役に「出世」した方だそうです。
出世しようと考えた理由はいろいろとあったようですが、評価されることで、自分がやりたいことをやれるようにしたい、ということが根底にあるように思いました。
会社がダメ、社長がダメ、景気がダメ。
何かを批判しているだけでは、良くなることはないでしょう。
文句だけ言っているよりも、「出世」して、自分の「やりたいこと」をできるようにする。
そのほうが、建設的でしょう。
「出世」マニュアル
出世マニュアルということで、ノウハウも書かれています。
ただ、どちらかと言うと、考え方が多いです。
それは、出世には、考え方が大切だからということです。
出世のための考え方を知りたい。
そんな人が読んでみると、出世の考え方を知ることができて、行動も変わっていくのではないでしょうか。
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