「あまちゃん」ディレクターの発想をカタチにする技術
昨日は、こちらの本を読みました。

発想をカタチにする技術 新しさを生みだす“ありきたり"の壊し方
- 作者: 吉田照幸
- 出版社/メーカー: 日本実業出版社
- 発売日: 2013/11/14
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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「あまちゃん」「サラリーマンNEO」のディレクターの吉田照幸さんが書かれた本です。
発想をカタチにするということで、アイデアを企画にして、その企画を通して実現するための考え方や方法を書かれています。
企画を考えることが仕事の人に参考になる本だと思います。わたしは、ブログをもっとおもしろくするにはということを少し考えていたので、読んでみました。
気になったところを紹介します。
聞くべき意見とそうでない意見の見分け方
人の意見を聞くことが大切などと言われます。しかし、どんな意見を聞いたら良いのでしょうか?
それは「おもしろさの本質を伸ばす意見だけ、取り入れる」ということです。企画のおもしろさ、良いところといった本質を伸ばす意見は取り入れて、それ以外は取り入れないということです。だから、その前に本質的なことを把握しておく必要があります。
自分から離れると、前に進める
企画を提案するときに認められなかったらと不安になる。そういうときは、自分から離れてみる。自分視点から離れて、俯瞰してみると、全体が見えるようになって、怖さが減って、何をしたら良いかがわかってくるということです。
自分の企画を批判する人がいたら、自分を批判されていると見るのではなくて、自分とその人、さらに周りまでも見るようにして、何が必要かを考える。
そうすると、恐れや怒りなどが減っていって、冷静になって考えられるということです。
問題と友達になる
問題なんて起こらないほうが良いですよね。普通は。でも、仕事をしていれば問題は起こるものではないでしょうか。
コントがつまらなかった。で、そのつまらない原因を解説するコーナーを作ったら、大受けしたということです。
失敗をなんとかしようとしたところから、とても良いものができたということです。
瓢箪から駒ですね。
コツコツ試せ
いきなり変わるのは大変だから、ちょっと試してみる。試してみて、うまく行ったら、そちらに進んでいく。またそこから試していく。
その繰り返しが、結果として変わるということになるのだと思います。
「変わる」だとハードルが高い人は、試してみる。そう思うと、心理的にラクに行動できるように思います。
発想力をつけるための自分の変え方
吉田さんは、30代はじめまで芽が出なかったそうです。
その原因は、自分にこだわっていたこと。だから、自分から離れて、考えてみるようにしたら、おもしろいことを思いつくことができるようになっていったということです。
発想力をつける、アイデアをカタチにするということも書かれている本なのですが、仕事で成果を出す自分の変え方ということも、吉田さんの経験とともに書かれています。
発想のための本としても参考になるのですが、仕事の考え方も参考になると思いました。どうも成果が出ないという方が読んでみると、肩の力が抜けて見方が変わって、結果が変わってくるのではないかなと思いました。
あ、わたしもこのブログをもっとおもしろいものにしたいです(笑)。
「ノー」を「イエス」に変える7つの切り口『伝え方が9割』 - 読書で本から学ぶブログ

発想をカタチにする技術 新しさを生みだす“ありきたり"の壊し方
- 作者: 吉田照幸
- 出版社/メーカー: 日本実業出版社
- 発売日: 2013/11/14
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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