『ワーク・デザイン』自分のこれからの働き方をどうデザインするか?
働き方、仕事。このところ、考えています。本も読みながら、考えたりしています。
今日は、こちらの本を読みました。
『ワーク・デザイン これからの働き方の設計図』
自分で働き方をデザインしていく。そういう内容の本です。
簡単に内容を紹介しつつ思ったことなどを書いてみようと思います。
パラレルキャリアが必要に
今や終身雇用がないのは当然ながら、元気である限り、何らかの仕事・活動を続けていく時代になっている。つまり、本業を1つ持って、生涯それだけをやり続けるというキャリアプランは現実的ではなくなっているということだ。だから「パラレルキャリア」が必要なのである。「パラレルキャリア(parallel career)」は、現代経営学(マネジメント)を発明した、かのピーター・ドラッカー(Peter Drucker)が提案した概念だ。
この本では、これからの働き方は、社会や技術の変化とともに変わっていく。社会の変化、技術の変化に合わせて働き方を変える必要があるということが書かれています。
そこで、どう変わると良いかというと、1つの本業だけではなく、いくつかの仕事を持っている、「パラレルキャリア」ということが提案されています。
パラレルキャリアが必要ということです。
複数の「仕事」を持つことの必要性
呼び方は違えど、複数の仕事を持つことの必要性は、他の本などでも言われています。
たとえば、こちらでは、「モジュール型」といった言い方をしています。
社畜もフリーもイヤな僕たちが目指す第三の働き方 - 読書で本から学ぶブログ
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いろいろな専門性を持つのか、副業なのか、それとも、自分の興味に合ったことを行うのかという違いはありますが、1つでOKという主張は、最近の企業の寿命の短さなどからか、あまり多くはないのではないでしょうか。
この本では、ソーシャルワーク、ボランティアということも取り上げているところに特徴があったように思います。
どうやって働き方をデザインするか? 「パラレルキャリアマトリックス」
それでは、どうやって自分の働き方をデザインすると良いかというと、「パラレルキャリアマトリックス」というものが紹介されています。
これは、「価値」を横軸、「経済」を縦軸にとった6つのマトリックスでできたものです。
価値は、認知的価値、感性的価値、社会的価値。経済は、貨幣経済、評価経済。
こういう6つのマスのマトリックスです。
ここで、自分がどういうことを求めているのか、欲しいのかということをはっきりさせると、仕事などをどうしたいかがわかるというものです。
ワーク・デザインとは、自分が働くことで何を得たいか
このマトリックスがわかりやすかったです。なるほどと思いました。
こう考えると、自分が仕事を通して、どういうことを得たいかを知ることができそうだと思います。
ワーク・デザインということで、働き方をどうするかということですが、自分が働くことで何を得たいのかをはっきりさせると、何をしたいか、どう働きたいかが明確になりやすい。
そういうことなのだと思います。
一般的には、キャリアデザインと呼ぶものかもしれません。
いずれにしても、働くことで、自分が何を得たいのかをはっきりさせる。ここが大切で、そのことを考えるツールとして、「パラレルキャリアマトリックス」を使うと、わかりやすいということです。
と書いても、図がないとなかなかわかりにくいかもしれませんので、詳しいことを知りたい人は読んでみてください。