伝説の外資トップが教える コミュニケーションの教科書
このところ、文章力について気になっています。
非論理的な人のための論理的な文章の書き方入門 - 読書で本から学ぶブログ
文章を書くのも、コミュニケーションの一つだと思うので、コミュニケーションにも少し興味があったりもします。
というわけで、今日は、こちらの『伝説の外資トップが教える コミュニケーションの教科書』を読んでみました。
細かいところは、読んでみてください。テクニックなど参考になるところがいろいろありました。
そこではなくて、興味深いなと思ったところを紹介します。
くどい話には功徳がある
「忘れることを前提にことあるごとに繰り返すのが効果的」
エビングハウスの忘却曲線という話があって、2日後には80%は忘れてしまうということがあります。
だから、何度もくどく話すことが、大切ということです。
これは、私も、今年に入ってから、本を読み返すようになって、改善を感じています。以前は、あまり本を読み返すことはしなかったのですが、読み返して、ブログにまとめるなどしています。
そうやって繰り返すと、やはり忘れていることに気がついたり、定着しやすくなるということを感じています。
話すときも、同じように、少しくどいぐらいが良いわけです。
人間とは、その人が一生で出会ったすべての人の総和
こういう言葉が書かれていました。なるほどなと思うと同時に、そういう話だと、読んだ本の総和とも言えそうだと思いました。
さらに、見たもの、経験したものもそうかもしれません。
自分と同じ経験をした人はいないでしょうから、それぞれ独特の存在なのだと思います。
とは言え、仮に、同じ経験をした人がいたとして、経験からどのようなことを学んでいって、行動して、生み出すのか。
自分を発揮するというのは、経験や環境、そして自分を活かすことなのかもしれません。
コミュニケーションの基本
この本の著者の新将命さんは、シェル石油、日本コカ・コーラ、ジョンソン・エンド・ジョンソン、フィリップなど、6 社で社長職を3 社、副社長職を1 社経験されている方だそうです。
外資系の会社の社長などをされた方なのですが、書かれていることは、意外にもというか、人を褒めるということなど、日本人が基本と考えていることが紹介されていました。
外資系でも、人間のコミュニケーションは、そこまで変わらないのかもしれない。むしろ、日本人よりも褒めるなどの「ポジティブ」なことを好む傾向があるのかもしれません。
コミュニケーションの教科書と、この本のタイトルにあるように、人間関係におけるコミュニケーションの基本的なことを知ることができました。
コミュニケーションを改善したいという人が読むと、こうすると良いのだなということがわかると思いますので、読まれると良いと思います。