『芥川龍之介に学ぶ文章の基本』何を入れると読んでもらえるか?
芥川賞で有名でもありますが、やはり文章がいいですよね。
今日は、こちらの『芥川龍之介に学ぶ文章の基本』を読みました。
芥川龍之介の作品から、文章を学んでいくという内容になっています。
肌感覚を入れる
五感を刺激するような文章を心がけてください。色、音、匂いは、書けるのですが、肌感覚は意識しないとなかなか書けません。たとえば、「熱い」「冷たい」や「暑い」「寒い」「鳥肌が立つ」「虫唾が走る」「悪寒が走る」「汗でシャツがべっとり肌につく」などです。
こういう肌感覚を書くというのは、このブログではあまりしていないかもしれません。
暑い日や寒い日に、寒い、暑いとは書きますが、感覚の表現などはしていない。
感覚を書いてみるというのは、表現としてはありですよね。
本の紹介で、そういうのは、オーバーになってしまうところがあったりしますが、ちょっと使ってみるというのはありなのかもしれませんね。
勘違いを入れる
謎めいた書き方をするポイントとして「憶測を入れる」と言いました。その憶測は勘違いのほうが望ましいでしょう。
『蜜柑』では主人公が貧しい娘のことを勘違いして、不快に思う場面が描かれています。そして、結果的にこの勘違いがラストシーンを感動的なものにします。
つまり、勘違いは感動にも通じるのです。
謎めいた書き方。
引きこまれますよね。
そのときに、勘違いを入れていって、最後に謎を解く。
そういう方法があるということです。
これは、何かを紹介するときにも使えるかもしれません。
文章を読んでもらう
文章を読んでもらうには?『「読ませる」ための文章センスが身につく本』 - 読書で本から学ぶブログ【書評・感想】
書いてある内容自体がおもしろい。
読みたい文章としてまずはこういうことはありますよね。
それと加えて、文章の書き方でどんどん読みたくなっていく。
そういうのもあります。
「読ませる」文章。
こういうのもありますよね。
『芥川龍之介に学ぶ文章の基本』
芥川龍之介の作品から学ぶというのは、良いですね。
他にも、参考になる「テクニック」が紹介されていました。
文章に何を入れていくか。
これで変わってくるということがわかりました。
今後、どうやって自分なりに入れていくかは、もう少し考えたいですが、参考になったので、読んで良かったです。
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