煩悩はどうやって生まれるのか?『煩悩リセット稽古帖』
今日は、こちらの『煩悩リセット稽古帖』を読みました。
- 作者: 小池龍之介
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2009/01/18
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 10人 クリック: 111回
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4コマのイラストと一緒に書かれているので、読みやすくわかりやすいです。
イラストもおもしろいです。
昨年の暮れあたりに、煩悩や悩みについて考えたいと思い、このあたりの本を読んでいます。
根本煩悩三毒
貪欲、瞋恚、愚痴――この三つは、心を汚染してストレス源になるということから、仏道において三毒と名づけられています。
煩悩は数多くありますけれども、いかなる煩悩もこの貪欲、瞋恚、愚痴、言い換えれば欲望か嫌悪感か迷妄という三毒が組み合わさることによって発生いたします。ゆえに、この三毒をもって根本煩悩と名づけることができるのです。
よくぼう、いかり、まよい。
これが、根本煩悩ということです。
煩悩という言葉はなんとなく知っているというところはありますが、実際のところどういうものなのかはよくわかっていませんでした。
これらの3つの組み合わせということが、この本を読んでわかりました。
欲望とやる気は別物
むしろ、欲望を強く持てば持つほど、やる気は損なわれていきます。というのも、「やる気」というのは、「欲望」というストレスによって消耗されてしまうものだからです。
欲が強いとやる気も強い。
そういうものではあるでしょう。
ただ、ここで言っている欲と言うのは、欲深さや強欲といったもっともっとというもので、それはストレスになるから、やる気もなくなっていってしまうということです。
欲深いとストレスになるということです。中毒になってしまうところがあるのでしょう。
満たされない感じが続くと、やる気もなくなっていく。
そういうことだと思います。
貪欲になりすぎない
貪欲になりすぎる、欲が強すぎるのは良くないのだということだと思います。
欲望それ自体は、悪いことではないというか、なかったら、生きていないでしょう。
他の「いかり」や「まよい」。
これらがどうやって起こるのかも、何となくわかってきたような気がします。
煩悩と心のプロセス
この本の最後に、煩悩と心のプロセスがイラストで紹介されています。
ここを見てみると、煩悩がどうやって生まれてくるのかがわかりやすいです。
まずここを見てみてから、この本を読んでいくと理解しやすいかもしれません。
煩悩。
どういうふうにできていくのか。このあたりを知りたい人が読んでみると、煩悩と心の仕組みを知ることができておもしろい本だと思います。
- 作者: 小池龍之介
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2009/01/18
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