学習の悦びを知らない人に心を乱されるな『超訳 論語』
こちらの記事で、『論語』を紹介しました。
論語 これを好む者はこれを楽しむ者に如かず - 読書で本から学ぶブログ
論語には、訳がいろいろとあります。
例えば、こちらとか。
岩波のよりは、こちらのほうがわかりやすいかもしれません。
また、こういうのもあります。
こちらは、「超訳」ということで、またさらにわかりやすいでしょう。
わかりやすいほうがよい人には、こういう訳で読んでみるというのもありだと思います。
例えば、こんな感じの訳になっています。
学習の悦びを知らない人に心を乱されるな
学習の悦びを知っている人は、それを知らない人を見ると、
「なんてくだらないヤツだ」
と思ってしまいがちだ。
しかし、そういうときにも、心を乱されないでいる人が、「君子」なのだ。
(学而第一1−3)
これは、本を読む人が、読まない人を見て、「バカにする」といったことに似ていますね。人間は、自分がやっていることを正当化して、他人が自分と違うことをやっていると、バカにするというところがあるのかもしれません。
そういう人間は、「君子」ではないということです。
他人を批判する暇はない
子貢が他人を批判した。
孔子は言った。
「子貢はずいぶん、賢いのだな。私にはそんな暇はないが。」
(憲問第十四31)
孔子にこう言われてしまったら、弟子としては何も言えませんね。
基本的に、他人を批判している人は、暇だからそういうことをしているというところがあるのでしょうね。
やりたいことがあったら、批判をしている場合ではないでしょうから。
こんな感じで、わかりやすい訳になっています。
学びの大切さ
この『超訳 論語』は、学びの大切さを重視して翻訳されているようです。
学ぶことの大切さを感じながら、論語を読みたい人によいと思います。
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