評価される技術『「できる人」の話し方&コミュニケーション術』
『「できる人」の話し方&コミュニケーション術』
「できる人」の話し方&コミュニケーション術 なぜか、「他人に評価される人」の技術と習慣
- 作者: 箱田忠昭
- 出版社/メーカー: フォレスト出版
- 発売日: 2005/03/15
- メディア: 単行本
- 購入: 23人 クリック: 346回
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今日は、この『「できる人」の話し方&コミュニケーション術』を読みました。
評価される技術
大切なのは、あなたの能力はあなたが決めているのではないということだ。つまり、「できる人」という評価は常に【他人】が行っているのである。
能力があるかないかの評価は他人が行う。
評価されるかどうか、他人が決めるということです。
そして、この評価に、コミュニケーションが大きく関わってくる。
好かれること
「人に好かれる」ことをしていくと、向こうからあなたにコミュニケーションをとってきて、いい仕事をもちかけてきてくれる。いながらにして仕事のチャンスをつかめるのが、「好かれる」というコミュニケーション術である。
好かれると、人からチャンスが来る。評価も上がりやすい。
逆に、嫌われると、評価も下がりやすいし、評価されなければ、認めてもらえない。
良い人間関係をつくる話し方
波長の合う人のことを「あの人とはペースが合う」とも言うが、この(PACE)を合わせていくことをペーシング(PACING)と呼んでいる。
相手のペースに合わせる、感情に合わせる。
こういうことが良い人間関係をつくる基本ということです。
否定されて、うれしいという人は、ほとんどいないでしょう。だから、同意や共感をする。
そういう話し方、コミュニケーションが、まずは大切ということです。
とくに初対面では、そうでしょうね。
そうやって、関係を作っていってからであれば、相手と違う意見を言っても、関係が壊れないということはあるでしょう。
関係を作る前から否定などしてしまうと、好かれることはないでしょうから、評価も低くなってしまいますよね。
コミュニケーションの目的
やはり、人間関係をつくるというのが、コミュニケーションの目的の一つとしてはあるでしょう。
仕事で協力するためのコミュニケーションの基本『特別講義 コミュニケーション学』【書評・感想】
こちらの『特別講義 コミュニケーション学』 でも、コミュニケーションの目的は、人間関係ということが書かれています。
仕事であれば、人間関係を作ってから、信頼関係を作って、進めていくというのが大切になりますよね。
もちろん、コミュニケーションはコミュニケーションという考え方もありますが。
仕事の能力だけではなくコミュニケーションも大切
この本で印象に残るのは、仕事の能力などは、コミュニケーションで評価が変わってくるということです。
わかっている人にとっては当たり前のことなのでしょうけれど、コミュニケーションで好き嫌いなどが左右されて、自分の評価が変わる。
これはいいことではないのかもしれません。
しかし、現実問題として、仮にそういう上司などがいるとしたら、好かれて評価されないことには、そういうことを変えたいと思っても、変える権限を持つことはなかなかできないでしょう。
話し方やコミュニケーションで、評価される・されないが影響される。
だとしたら、改善する必要があるはずです。
そして、評価されるようになって、自分がこういうことを変えられる権限を持てたら、変えたいと思うのなら、変えると良いことなのでしょう。
コミュニケーションの技術
この本では、この他にも、具体的な話す技術やコミュニケーション技術が紹介されています。
こういう技術は、人を操ろうとしているように使う感じがしてイヤだという人もいるかもしれません。
しかし、技術は、良い目的で使えば、良くなるでしょうし、悪い目的で使えば、悪くなるというのはあります。
『心をつなげる 相手と本当の関係を築くために大切な「共感コミュニケーション」12の方法』【書評・感想】
例えば、心をつなげるために、コミュニケーションの技術を使う。
そういうこともあると思います。
技術というのは、達成したい目的によって、活きてくるかこないかというのはあるでしょう。
こういう技術やテクニックもあると知った上で、どう使うのか、もしくは使わないのか。
そういうことを自分なりに考えて実践する。
そんなことをこの本を読みながら考えました。
「できる人」の話し方&コミュニケーション術 なぜか、「他人に評価される人」の技術と習慣
- 作者: 箱田忠昭
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