読書で本から学ぶブログ【書評・感想】

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なぜ、論理的に話せないのか?『すぐできる!論理的な話し方』

このところ、話し方が気になっているので、話し方の本をいろいろと読んでいます。

論理的に話す。

苦手な人にとっては、意外とむずかしいことかもしれません。

今日は、こちらの『すぐできる!論理的な話し方』を読んでみました。

PREPという方法で、論理的に話すことができるようにする。

そういう本です。

論理的に話がしたい。そういう人が読むと参考になるところがあるように思います。

気になったところを紹介します。

 

PREP法とは?

PREP法とは、「Point(論点)」「Reason(その理由)」「Example(事例=理由の裏付け)」「Point(まとめ=結論の確認)」の頭文字をとって名づけられたもので、話の流れをこの4段構成にすることで、自動的に論理的な構成にする方法です。

Point

Reason

Example

Point

と4つの構成で話す話し方で、これらの頭文字から「PREP」と言われています。

本書では、このPREP法を、詳しくわかりやすく説明してくれています。

「大事なことから先に!」がむずかしい3つの理由

1 何が要点か、自分でわかっていない

2 要点が決められない、選べない

3 心理的なためらいがあって、すぐに要点に入れない

 

このPREP法は、Pointということで、大事なポイントをまず話すということになります。

話し方でよく結論から話せと言われます。

この重要なところを話すというのは大切ですが、できない人には、できないことでもあるでしょう。

その3つの理由は、上記のようなことということです。

 

要点を絞るには、短時間で話すにはと考える

一番まずいのは、何が要点かわかっていないということでしょう。

これは、まずは、話す時間が短かったとしたら、どれだけを話すかを日頃から意識すると良いということです。

20秒ぐらいで話すとしたら、どれだけを言うか、これを考えると、ポイントを考えやすいということです。

 

論理的であることのメリット

感情が大切ではないわけではないのですが、論理的であることは、意見が違うときに、役立つというか、どうすると良いかを考えるのに良いと思います。

感情的な人と話すと思うのですが、「理由がない」ことが多い。

もう少し言うと、自分が感じることが理由であって、それ以外があまりない。

それだと、意見が違ったときに、ではどうするかという話があまり発展性がなかったりします。

効率的に働く方法を考えているとして、こうすると何分ぐらい短縮できるという話をしても、その方法は好きじゃない。

と言ったりする。

そうなると、話がそこで終わって、改善策も考えようがない。

極端な例を書きましたが、理由を話し合えない。

比較できないから、より良い方法などを考えにくい。

 

PREP法で、ポイントや理由を見つける練習を

PREP法を意識していると、ポイントや理由付けを考えるようになっていきます。

そうなれば、論理的な話し合いがしやすくなるでしょう。

というわけで、PREP法で、ポイントや理由付けを見つける練習をしてみると良いと思いました。

 論理的に話したい。そんな人が読んでみると変わるきっかけにできる本だと思います。

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