熟読するのはなぜ大切か?『読書の技法』佐藤優
読書の技法
読書の技法 誰でも本物の知識が身につく熟読術・速読術「超」入門
- 作者: 佐藤優
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2012/07/27
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 10人 クリック: 361回
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佐藤優氏の読書術について書かれている本です。
月平均300冊以上に目を通すという佐藤氏。
その佐藤氏の読書法が書かれています。
簡単に内容を紹介しますが、読書しっかり行いたいという人は多分読んだほうが良いですね。いろいろとおすすめの本が紹介されているからです。
熟読する本は月に4〜7冊
筆者が毎月目を通している300冊のうち、熟読している本は洋書を含めて平均4〜5冊である。500冊を超える場合でも、熟読しているのは6〜7冊だ。熟読する本を2冊増やすのは、そう簡単なことではない。
熟読する以外の本は、速読、超速読のいずれかで処理する。
300冊目を通しているといっても、全部を読んでいるわけではないということです。
熟読するのは、4〜5冊。これなら、なんとかできそうな感じもします。
ということで、この本では、多読、速読、熟読の方法が紹介されています。
なかでも、熟読が大切で、速読は、熟読しない本を仕分けるために使っているということです。
熟読の技法と目的
同じ本を3回読む。
1回目は、線を引きながら読む。2回目は、重要箇所を抜書き、3回目は、再度通読。
こうやって3回読むとのこと。もっと詳しく書かれていますが、3回読むそうです。
熟読の目的は、知識を得て、説明できるようになること、とのことです。
読んでわかったつもりでも、説明できなければ、わかっていないのと変わらないということで、熟読して知識を自分のものにすることが、熟読の目的ということです。
基本の大切さと繰り返し読むこと
佐藤氏は、たくさん読んでいるというのはあるのでしょうけれど、熟読を大切にされているということがわかります。
そして、基本を大切にしているということもあります。
基本がわからなければ、応用ができないということもあるのでしょう。
そして、そのための読書としては、基本的な良書と、それらを繰り返し読むこと、熟読することということです。
熟読するのはなぜ大切か?
私も、以前、このようなことを書きました。
本を読み返すことで得られる3つのこと - 読書で本から学ぶブログ
繰り返し読まないと、頭に残らない、わかるようにならない。そういう面があるということが、今さらながらわかったところがあります。
この本も何度か読んでいます。
一度で理解して、記憶できる。そして、そこから得た知識を活用できる。
そういう人は、繰り返し読まなくても良いと思います。
もしそうでないなら、一度で満足しないで、何度か繰り返し読んでみる。人に説明できるぐらいまで読む。
ここまでできると、読んで終わりではなく、仕事や生活に活きてくるのではないでしょうか。
読書の技法 誰でも本物の知識が身につく熟読術・速読術「超」入門
- 作者: 佐藤優
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2012/07/27
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