内容が伝わる文書を書くための6つのルール『技術者のためのわかりやすい文書の書き方』
わかりやすい文書。
書けると良いですよね。
書けないと、なかなか評価されないかもしれません。
ということで、こちらの『技術者のためのわかりやすい文書の書き方』を読みました。
技術者のための わかりやすい文書の書き方 -6つのルールと17の書き方で劇的に変わる-
- 作者: 森谷仁
- 出版社/メーカー: オーム社
- 発売日: 2015/03/25
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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技術者が、報告書や会議の議事録などを書くときに、読み手に内容が明確に伝わる文書の書き方が書かれています。
基本的に、読者の対象者は、技術者の人ですが、そうでない人でも、伝わる文書を書きたい方に参考になると思います。
内容が伝わる文書を書くための6つのルール
1 主要なことを冒頭に書く
2 ペアで書く
3 分けて書く
4 集約して書く
5 視覚的に書く
6 内容が明確に伝わる文を書く
こういうルールがあるということです。
やはり、大事なことは、冒頭に書くということです。
これは、話の結論ははじめに言うということを、似たようなことでしょう。
文章の結論は最後。
そういうのもありなのかもしれませんが、仕事の場合は、最初に大切なことを書く。
これがやはり、重要なのでしょうね。
さらに、17の書き方も書かれています。
詳しいことを知りたい人は、この本を読んでみてください。
わかりやすい文書を書くようにすると、技術力も上がる
わかりやすい文書、すなわち、読み手に明確に伝わる文書を書くことで、専門分野の技術がレベルアップします。掘り下げて考える体質になり、その結果、理解が深まるからです。
おもしろいなと思ったのは、わかりやすい文書を書くことを心がけると、技術力もアップしやすいということです。
なぜなら、細かいところまで考えるようなるからということです。
文書を書くときに、相手にわかるように書くには、相手のことも考えて、そして、細かいところも伝えることも必要でしょう。
そういうことを繰り返していると、思考力が鍛えられる。
その結果、技術力アップにつながるということです。
書くことは考えることでもあります。
わかりやすく書くことで、考える力がアップすると、技術の向上にもつながるということですね。
書き方・伝え方
同じことを伝えるのでも、伝え方で伝わり方が変わります。
『ぼくは科学の力で世界を変えることに決めた』粘り強く壁を乗り越えること - 読書で本から学ぶブログ【書評・感想】
すい臓がんなどの簡単な発見方法を発明した、このアンドレイカ君も、お兄さんにプレゼンの方法を教えてもらっています。
伝え方で伝わり方が変わる。
これがわかったから、プレゼンの方法を聞いて、そこから、自信を持って、プレゼンなどができるようになっていました。
技術者も技術者ではなくても、書き方で、変わってくることはありますよね。
『技術者のためのわかりやすい文書の書き方』
技術者のための わかりやすい文書の書き方 -6つのルールと17の書き方で劇的に変わる-
- 作者: 森谷仁
- 出版社/メーカー: オーム社
- 発売日: 2015/03/25
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わかりやすい文書の書き方。
文書を書く人には、必要な技術でしょう。
文書の書き方を改善したい。
そういう人が読んでみると良いと思いました。