読書で本から学ぶブログ【書評・感想】

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IQ200・何のためどう学ぶか?『読む・書く・考える IQ200の「学び」の方法』

IQが高い。

すごそうですよね。

そんなIQが高い人の学び方には興味を抱きます。

ということで、『読む・書く・考える IQ200の「学び」の方法』を読みました。

 

読む・書く・考える IQ200の「学び」の方法

読む・書く・考える IQ200の「学び」の方法

 

現在22歳の著者は、4歳でIQ(知能指数)200以上と測定された「超天才」。9歳で4年制大学に入学し、12歳のときに大学院へ進学、18歳で生物学 博士号を授与され、21歳で医学博士号を取得。21歳での二つの博士号取得は世界最年少で、全米でも大きなニュースとなった。大学院修了後はシカゴ大学付 属病院に医師として勤務している。
本書は、そんな天才少年が大学入学から現在に至るまでの道のりを振り返りながら、天才が天才でありつづけるための「勉強法」を初めて公開するもの。

4歳で、IQ200だった、矢野祥さんの本です。

 

そんな矢野さんが、今は、お医者さんになっているということで、これまでの学び方、読む、書く、考えるといったことについて書かれています。

 

本から勇気と希望をもらう

本を読み終ったとき、感動のあまり涙をこぼすという人も多いでしょう。そのこと自体を私は否定しません。ただし「感動」とは個々人それぞれの受け止め方の結果であって、私自身は感傷的になるような本にさほど興味がありません。やはり私は、自分の想像を掻き立ててくれたり、考えることを促してくれたり、「もっと知りたい」と次なる興味を持たせてくれるような本を好みます。

知的好奇心。

矢野さんは、何かを知りたいという気持ちを大切にしているというのが、この本を読んでいると思います。

疑問を持ったら、その疑問を解きたくなる。

そういう気持ちを自然と探求している。

そんな感じです。

だから、本も、そういう本が好きということですね。

読書は、何ごとにも一人で立ち向かい、挑戦し、希望を持つプレゼントをしてくれるのです。

そして、読書は、勇気と希望をくれるということです。

挑戦する人たちの本を読むと、たしかに、そういう気持ちにさせられますよね。

授業のための勉強法

パズルのように情報を区切り、重要なものからつなぎ、まとめる

学校の授業のための勉強法も紹介されています。

情報を重要なものからつないで、まとめる。

これが、一言で言ってしまえば、矢野さんの勉強法だそうです。

重要なものを覚えていく。

これは合理的ですね。

こういうことができるのは、たくさん知識があるからなのかなと思います。

何が重要で何が重要でないかを判断できないと、こういうことはできないことでしょうから。

まあ、仮にでも良いからつなげてみるというのもありかもしれませんが。

 

読む・書く・考える

どんな勉強法もシンプルな三つの行為ーー「読む」「書く」「考える」がなければできないと思います。私が生まれてすぐ、両親は「将来、どんなことをするかは本人が決めればいい。しかし何をするにしても、読み書きだけはちゃんとできるように育てよう。読み書きが基本なのだから」と話し合ったそうです。

矢野さん本人も書かれていますが、この本に書かれていることを読む限りでは、矢野さんが特別な勉強法をしているという感じではありません。

ただ、本をたくさん読んで、いろいろと書いて、考える。

これらをしているというのはわかります。

IQ200だから、特別なことをしているのではと思って、この本を読んでも、それほど意外なことは見つからないかもしれません。

むしろ、読む・書く・考えるという基本的なことを、どう行うのかを、あらためて知るということになるでしょう。

学ぶということは、この3つを自分なりにやっていく。

そういうことなのかもしれませんね。

 

書評ブログは、読む・書く・考える

そう考えると、書評ブログというのは、本を読んで、書いて、考えるということになるので、シンプルに学びを追求できる方法かもしれませんね。

学びの方法として良い方法かもしれません。

書くのが結構大変ではありますが、それでも、書くことで考えたり、まとめたりすることができます。

自分の考えを書き出すと、意外なことを見つけたりもできますね。

 

資格の勉強法とは、また違うけれど

矢野さんは、やりたいこと、興味があることがあって、勉強しているというところもあるというのがわかります。

資格の勉強法とはまた違っている感じがしますね。

自分が知りたいことを学ぶ。そういう感じです。

 

一方で、資格から勉強していくという方法もあります。

10年後に生き残る最強の勉強術

10年後に生き残る最強の勉強術

 

 

10年後にも通用するには?『10年後に生き残る最強の勉強術』 - 読書で本から学ぶブログ【書評・感想】

資格を入り口にして、勉強する。 そういう方法が、この本では書かれています。 この他にも、文章力や整理力といった、スキルアップや資格なども紹介されています。 資格はこんなにあるんだというのがわかりますし、まずどこから始めると良いのかということもわかるので良いと思いました。 資格をとるかどうかは別にしても、資格の勉強で知識を増やすということはできますね。

10年後にも通用するには?『10年後に生き残る最強の勉強術』 - 読書で本から学ぶブログ【書評・感想】

資格を取ることを目標にして勉強する。

ビジネスマンだと、時間を取るのがむずかしかったりしますね。

効率を考えると、資格取得を勉強の目標にするというのもありだと思います。

 

ある意味、この方法は、極端ではありますが、どちらでも良いのかもしれません。

自分がやりたいことをやる。

そのためなら、方法よりは、自分ができるかどうかでしょうから。

 

『読む・書く・考える IQ200の「学び」の方法』

読む・書く・考える IQ200の「学び」の方法

読む・書く・考える IQ200の「学び」の方法

 

 

何のために、どう学ぶか。

そんなことを考えて、感じながら、この本を読みました。

学びの本質というのでしょうか、基本というのでしょうか、それは、年齢や頭の良さなどに関係ないのかもしれない。

そんなことをこの本を読んで思いました。

 

学び方や勉強に興味がある人が読んでみると、そんなことを考えるきっかけになる本かなと思います。

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