一生モノの英語勉強法・完璧主義を捨てよう
今日は、こちらの『一生モノの英語勉強法』を読みました。
一生モノの英語勉強法――「理系的」学習システムのすすめ(祥伝社新書312)
- 作者: 鎌田浩毅,吉田明宏
- 出版社/メーカー: 祥伝社
- 発売日: 2013/03/02
- メディア: 新書
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『一生モノの勉強法』などを書いている、鎌田浩毅教授が書かれている本です。
目次
第1章 英語ができれば人生が変わる!
第2章 武器としての発音
第3章 本当は「おもしろい」英文法
第4章 英文を読む――「多読」と「精読」の訓練法
第5章 単語力アップの秘訣――英語学習で最大の難関を突破するには
第6章 聞く技術と話す技術
第7章 英語学習を継続するために
第8章 英語学習のための必須グッズ一〇選
目次を見るとわかるように、英語の発音、英文法、英文の読み方、単語力、聞く、話すと、英語の勉強法について、わかりやすく細かく書かれています。
気になったところを紹介してみようと思います。
英語の文法は「暗記→理屈」の順番で
結論から言うと、「文法は暗記した後で理屈をつける」というのが王道です。ある程度「暗記」して頭に蓄えてから、「理屈」で定着させるとよいのです。
英語の文法は、 暗記してそれから理屈を知ると、定着しやすいということです。
型を覚えてしまって、その理屈をあとから知る。
こうすると、暗記しやすい、覚えやすいということです。
そして、『フォレスト』が、英文法を覚えるには良いということです。
フォレストは、「Part 1 これが基本」→「Part 2 理解する」→「Part 3 深く知る」の3 Partシステムというステップで覚えられるのが良いということでした。
基本を覚えて、理屈を知っていく。
こういう順番が、英文法を覚えやすいということです。
3000語で英語を使いこなす
ある調査によると、一般的な英語のコミュニケーションの9割をカバーするには、3000語が必要とのことです。すなわち、英語圏で生活する中で出会う語を頻度の高い順に並べていくと、上位3000語で全体の9割を占めることがわかったのです。
つまり、基本的な3000語さえ覚えれば、会話や文章の大部分が理解できるということになります。
英語の単語は、まずは3000語ということです。
英語の勉強は筋トレのようなもの『村上式シンプル英語勉強法』【書評・感想】
こちらの本で、ビジネスでは英単語は1万語ということなので、3000語〜1万語ぐらいまで覚えると、ビジネスでも通用してくるということになっていきそうということがわかります。
まずは、3000語を覚えることを目指すと良いようです。
量をこなすために「完璧主義」を捨てよう
学習の停滞を避けるためには、まず「完璧主義」を捨てましょう。学習をしていると、よくわからない箇所が必ず出てきます。そういう箇所はいったん「棚上げ」して次に進みます。その後、振り返ってみると案外たやすく理解できるということも少なくありません。
完璧主義になって、英語の勉強が進まない。
それだと、停滞してしまって、英語が上達しない。
だから、「完璧主義」は捨てようということです。
上で紹介した、『村上式シンプル英語勉強法』でも、英単語を見て知っているというレベルの単語を増やしていくということが書かれていました。
英語の勉強をしていると、単語の意味や発音など細かいところが気になったりします。
それらは、繰り返し覚えたり、また出てきたときに調べるなどして、そのときわからなくてもあまり気にしすぎない。
量を意識して勉強したほうが良いようです。
一生モノの英語勉強法
もっと他にも、いろいろと英語の勉強について細かい話も書かれています。
英文の読み方や、スピーキング、リスニングなども書かれています。
これから英語の勉強をしようという人、そして、さらにステップアップしたい人に、参考になる英語の勉強法の本だと思います。
ということで、英語の勉強法の細かいところも知りたい人には、良い本だと思いました。
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