『カリスマ受験講師細野真宏の経済のニュースがよくわかる本 日本経済編』
経済のニュースがよくわからない。
そういうのはあったりしますよね。
こちらの『カリスマ受験講師細野真宏の経済のニュースがよくわかる本 日本経済編』を読みました。
カリスマ受験講師細野真宏の経済のニュースがよくわかる本 日本経済編
- 作者: 細野真宏
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2003/01
- メディア: 単行本
- 購入: 51人 クリック: 459回
- この商品を含むブログ (92件) を見る
目次
1 円高と円安と日本の景気について
2 日銀の仕事について
3 バブル経済について―マネー経済への導入
4 バブル崩壊後の日本と景気対策について―景気対策の効果とその問題点
5 借金大国日本の現状について
6 政府の財政政策と日銀の金融政策の現状について―国債の大量発行の問題点とは?
2003年の本です。
リーマン・ショック前ですし、マイナス金利についても書かれていないと思います。
それでも、円高や円安、日銀の仕事、借金大国など、今の日本についても関係していることが書かれています。
日銀は「銀行の銀行」
また、日銀は
「銀行がつぶれるかもしれない」という特殊な場合に限らず、
普通の銀行に対して貸出したり預けさせたりしているんだ。
つまり、日銀は
「(普通の)銀行の(ための)銀行」でもあるんだよ。
日銀の役割について書かれています。
日本銀行は、銀行のための銀行。
これは、聞いたことがあると思います。
そして、公定歩合の決定によって、景気を刺激するといったことが説明されています。
日銀の役割やできることなどについて、わかりやすくイラストつきで解説されています。
ゼロ金利政策
確かにこのときはうまくいったけれど、
今のように金利がゼロのときには、もう
この「ゼロ金利政策」は使えないでしょ。
だって、
金利はゼロよりも小さくすることはできない
んだから。 ←金利の最小値はゼロである!
ゼロ金利について、どうしてゼロ金利がうまくいくのかといったことが説明されたあと、こういう記述があります。
マイナス金利があるとわかっている今では、この記述が間違いということになるのかもしれません。
ただ、間違っているというよりは、マイナス金利が奇策なのだと思います。
このあたりやバブル経済などのところを読んで思ったのは、時代で変わるのだなということです。
常識も変わっていくものなのかもしれません。
新聞やニュースがわかる
1分で日経新聞を読むならココを見る『小宮一慶の1分で読む!「日経新聞」最大活用術2016年版』 - 読書で本から学ぶブログ【書評・感想】
小宮一慶の 1分で読む! 「日経新聞」最大活用術 2016年版
- 作者: 小宮一慶
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2015/10/22
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る
新聞やニュースの内容がある程度わかる。
こういうのは、ビジネスマンには、それなりに必要でしょう。
だとしたら、こういった本を読んでみて、基本的なところはわかっていたいですね。
経済は、大学の経済学部などに行かないと、意外とわからないことかもしれません。
そういう意味では、経済の入門書を読んでみるというのはいいですね。
『カリスマ受験講師細野真宏の経済のニュースがよくわかる本 日本経済編』
カリスマ受験講師細野真宏の経済のニュースがよくわかる本 日本経済編
- 作者: 細野真宏
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2003/01
- メディア: 単行本
- 購入: 51人 クリック: 459回
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日本経済について、イラスト付きでわかりやすく書かれています。
読みやすいです。
少し内容が古いので、今とは違っています。
そういうところもありますが、基本的なところは変わっていないでしょう。
日本経済のニュースをわかるようになりたいという人が読んでみるといいですね。