記憶を定着させる3つのポイントとは?『記憶力の脳科学』
記憶力、良いですか?
私はいまいちよくありません。
ということで、こちらの『記憶力の脳科学』を読みました。
目次
第1章 記憶力のしくみ
第2章 記憶力を高める方法
第3章 記憶術を科学する
第4章 脳指紋が「うそ」をあばく!
第5章 脳は「顔」に驚く
第6章 なぜ記憶は消えていくのか
第7章 脳科学者に聞く!記憶の疑問
記憶を定着させる3つのポイント
海馬にあるフィルターでふるいにかけられて、側頭葉に情報が送られ、そこにある「記憶の貯蔵庫」という引き出しに入ってしまえば、長期記憶となります。つまり「思い出」になったわけです。
そでは、海馬のフィルターに引っかからずに長期記憶となるのは、どういう経験でしょうか。そのポイントは大きく分けて3つあります。
「印象が強烈なもの」、「重要であると認識したもの」、そして「反復性」です。
「印象が強烈なもの」、「重要であると認識したもの」、「反復性」。
こういうものが、記憶に残りやすい、海馬のフィルターを通って、側頭葉に届くということのようです。
となると、覚えたいことは、こういうことを意識すると良いわけですね。
「印象が強烈なもの」、「重要であると認識したもの」、「反復性」
「印象」は、なかなか変えられないですよね。
出会い頭で、そう思うかどうかですから。
「重要」かどうか。
これは、自分で決められるでしょう。
覚えたいこと、覚えないとならないことは、重要だと思う。
無理矢理でも、そう思うと、そう思っていないよりは覚えられるはず。
そして、「反復性」は、繰り返すことですね。
何度も繰り返す。
忘れそうになるときに繰り返すと良いでしょうから、エビングハウスの忘却曲線を考えて、繰り返すと良いのでしょうね。
覚えられないときに、意外とできない・やらないのは、ここなのかもしれません。
「覚える時間」と「練習する時間」の理想的な比率
『脳が認める勉強法』「覚える時間」と「練習する時間」の理想的な比率は? - 読書で本から学ぶブログ【書評・感想】
「覚える時間」と「練習する時間」の理想的な比率とは? 『ヘンリーⅤ世』の「聖クリスピンの祭日の演説」を最短で暗唱できるようになりたいなら、最初の3分の1の時間を覚えることに使い、残りの3分の2を暗唱の練習に使えということだ。 覚えているかどうかを確かめるには、テストするのがいいということです。 その前に、どうすると、記憶に残りやすいかというと、まず3分の1の時間を使って覚えて、そのあと3分の2を繰り返したり確認したりすると良いということです。
『脳が認める勉強法』「覚える時間」と「練習する時間」の理想的な比率は? - 読書で本から学ぶブログ【書評・感想】
記憶は、「覚える時間」と確認して「引き出す時間」があります。
こちらの『脳が認める勉強法』によると、その時間の比率は、3分の1の時間で覚えて、3分の2で確認すると良いようです。
こういうことも考えると、比較的効率的に記憶ができるのではないでしょうか。
『記憶力の脳科学』
本書を読んでみて思ったのは、脳科学的に考えると、記憶の王道というものがあるのだなということです。
一方で、邪道というか、記憶を良くする食べ物とか、記憶法というものは、これというのがないということがわかります。
記憶に近道はないのかもしれません。
残念ながら。
簡単に記憶力が上がると良いのですが。
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