持続するやる気をいかに引き出すか『モチベーション3.0』
ふと、やる気について考えたいと思ったので、こちらの『モチベーション3.0』を読み返しました。
『モチベーション3.0』
モチベーション3.0 持続する「やる気!」をいかに引き出すか
- 作者: ダニエル・ピンク,大前研一
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2010/07/07
- メディア: ハードカバー
- 購入: 101人 クリック: 5,453回
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この本では、持続するやる気について、書かれています。
内発的動機と外発的動機
アメとムチが、モチベーションに効かない理由が書かれています。
アメとムチは、外発的動機で、外部からやる気を引き出すという方法です。
ご褒美があるから、がんばれる、やる気になる。
そういことはあります。
だから、アメやニンジンでやる気を引き出す。
罰があると、罰から逃れようとする。
だから、ムチで、人を動かそうとする。
内発的動機は、自分がやりたいからやる。楽しいからやる。
そういった感じの動機です。
動機、モチベーションには、この2つの種類があるのではないか、ということです。
外発的動機が効かない
ただ、外発的動機は、アメやムチがなくならないとしても、慣れてくると効果がなくなってくるということ。
そして、量を増やしても、あまり効果が無い。
この本では、簡単に言ってしまえば、そんなことが書かれています。
モチベーション3.0の3つの要素
そこで、これまでのアメとムチのモチベーション2.0から、モチベーション3.0へと変わっていくと良いということが書かれています。
モチベーション3.0には、3つの要素があるということです。
自律性、熟達、目的。
これらがあると、自発的なモチベーションにつながりやすい。
自分の意思で、改善できて、目的がある。
簡単に言うと、こんなところでしょうか。
内発的動機と外発的動機、両方があると良さそう
内発的動機と外発的動機の両方あると良いのでしょう。
まずは、内発的動機で、自分がやりたいと思えるというのは大切だと思いました。
そして、それが、アメというか報酬につながっている。
そうなっていると、外発的動機ももちろんですが、内発的動機も強くなるでしょう。
やりたいからやっている。
これだけで、続けられる人はいいのですが、やはり成果が出ないと、続けるというのはむずかしいという面もあるでしょう。
目的とアメがあると良さそう
そう考えると、今の時代には、目的とアメがあると良さそうです。
なぜ、そのことをやるのか。
目的がないと、あまりやりたいとは思わないでしょう。
アメがないこと、成果が出ないことを続けるのはむずかしいでしょう。
目的がモチベーションに
『WHYから始めよ!』という本があります。
目的がわからなければ、方法はわからない『WHYから始めよ!』【書評・感想】
- 作者: サイモン・シネック,栗木さつき
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2012/01/25
- メディア: 単行本
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なぜやるのかという理由から伝えようという話です。
目的がないと方法がわからないということもあるのですが、目的があるとやる気につながりやすい。
目的があることが、モチベーションになる。
そういうことなのだと思います。
目的を考えたいなら、こちらを読んでみると良いかもしれません。
目的とアメがあると良さそうだと、この『モチベーション3.0』を読んで、そんなことを考えました。
自分のやる気を持続させる。
その方法や考え方を知るのに良い本だと思います。
『モチベーション3.0』
モチベーション3.0 持続する「やる気!」をいかに引き出すか
- 作者: ダニエル・ピンク,大前研一
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2010/07/07
- メディア: ハードカバー
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