仕事・人間関係「もう、限界!」と思ったときに読む本
人間関係や仕事。
感情的に限界と感じることもあるかもしれません。
そうなる前に、なんとかできると良いと思います。
今日は、こちらの『仕事・人間関係「もう、限界!」と思ったときに読む本』を読みました。
感情の扱い方や人間関係の考え方、そんなことに参考になる本でした。
目次
序章 「自分中心」で生きる(「今」の感情、大切にしていますか
「したくないこと」に気づくことがラクになる第一歩 ほか)
第1章 争わないほうが望みが叶う(近しい間で争うのは「仕返しごっこ」をしている
人は言い争いに勝っても満たされない ほか)
第2章 人間関係がラクになる考え方(自分が「ラク」と感じる距離をとればいい
「でも」という言葉の不幸 ほか)
第3章 仕事がうまくいく方法(金持ち資質の高い人、低い人
「使ってしまったな」と認めるだけでいい ほか)
第4章 心をラクにしたいなら、自分を愛する(人から愛されても100パーセントの満足はない
どちらがいいんだろうと迷ってしまうとき、どうすればいいか ほか)
相手が思いどおりにしてくれなかったというのは「他者中心」
他人が自分の思いどおりになることを望んでいるようなとき、人は自分よりも他者の言動に注目しています。まさに、他者中心的な状態といえるでしょう。
他人に腹を立てたり、嫌いになったりするのは、相手が自分の思いどおりにしてくれなかったということが多いのではないでしょうか。
ある意味、「自己中」ですが、それは、他者を基準にしてしまっているということです。
怒ったことで相手が自分の思いどおりになったとしても、相手がそれに従うのは一時的でしょう。
続かない関係を作りたいなら、それもありでしょうけれど、そうでないなら、思いどおりにしようと思うのは、やめたほうがいいでしょう。
近しい間で争うのは「仕返しごっこ」をしているから
「仕返しをすれば悔しいという感情を解消できる」と思うかもしれませんが、実際にうまくいくことはほとんどありません。確かに、相手にネガティブな感情をぶつけて相手を傷つければ、一瞬は気持ちいいかもしれません。
しかし、相手が反撃してくれば再び感情的になって傷つけ合い、さらにネガティブな感情が蓄積することになるでしょう。だからまた、悔しくなって争いをしかけてしまう。こうして延々と「傷つけ合う」ことが続くのです。
悔しいから仕返しをする。これで悔しさが解消されると思うかもしれません。
しかし、どちらかが降りなければ、仕返ししあうことが続くだけでしょう。
仕返しをし合う関係を作りたいのか、それとも相手と認め合う関係を作りたいのか。
ここをはっきりさせると、仕返しではなく、別のことをしたほうが良いというのがわかりますね。
うまくいかない人は「目的」ではなく「人」に焦点が当たっている
うまくいく人は、「目標」のほうに焦点を当てています。
うまくいかない人ほど、「人」のほうに焦点を当てています。
この違いによって、成否が決まります。
人に焦点を当てすぎないで、目的や目標に焦点を当てる、フォーカスする。
こうする人がうまくいきやすいということです。
人のことを気にし過ぎると、ご機嫌伺いのようになってしまって、あまり良いことはないでしょう。
目的や目標に焦点を当てたいものです。
仕事・人間関係「もう、限界!」の前に
こういった考え方などについて書かれています。
『仕事・人間関係「もう、限界!」と思ったときに読む本』というタイトルですが、仕事・人間関係「もう、限界!」と思う前に読みたいところです。
限界になってからでは遅いでしょうから。
まだ大丈夫かなと思っているぐらいのときには読んでおくと良いのではないでしょうか。
余裕があるときでないと、なかなかこういう話は、自分の中に入ってこない、受け入れられないということあると思うので。
仕事や人間関係は、生きていく中で、多くの人が課題を持っていたりするものだと思います。
というわけで、「もう、限界!」となる前に、読んでみると良いと思います。
仕事・人間関係 「もう、限界!」と思ったとき読む本 (中経出版)
- 作者: 石原加受子
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / 中経出版
- 発売日: 2014/02/16
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