『日産 驚異の会議』会議を変えると効率化にもつながる
今日は、こちらの『日産 驚異の会議』を読みました。
会議で眠くなる。ありますね。
日産の会議では、眠くならない。そんな帯がついている本です。
問題解決の2つのプロセス
日産の会議では、2つのプロセスがあるそうです。
大きな問題に対してじっくりと解決策をつくっていくためのプロセス
一つは、「DECIDE」で、以下の頭文字から取ったもの。
Define and Estimate
Create a team
Improve/Innovate
Deploy
Evaluate
すぐに対処できる問題に対して素早く解決策を決めるプロセス
もう一つは、「V-Fast」で、Value-up FAst Solution Teamということです。
「じっくり」と「すぐ」。2つのプロセスがあるとのこと。
日産の会議ですから、会社の会議です。ですが、個人でも、すぐに結論を出すものと、じっくり取り組むものを持ってみるというのは良いと思いました。
なるべく早いに越したことはないですが、時間がかかるものもあるでしょう。
そういう時間がかかるものは、じっくり取り組む。
ひとり会議でも、2つのタイプがあって良いのでしょう。
安全なシェルター
「日産の会議」の議事録づくりには、もう一つ、特筆すべき特徴がある。それは、「発言者の名前を書かない」という原則だ。
発言者の名前は書かないそうです。
安全なシェルターとは、だれがなにを言ったのかは口外しない、というルールです。集中討議の中では、普段は言えないような意見や内情も合間に出ると思われます。活発で本当に壁のない建設的な討議を促すためのルールです
だれが言ったかは口外しないというルールがあるということです。
こうすることで、自由に発言しやすくなるというわけです。
思っていることを言えるというのは、いいですね。
建設的な表現をする
また、建設的な表現をするというルールもあるそうです。
これはいいですね。
むずかしいかもしれませんが、ネガティブな表現をすると、会議の発言をしにくくなって、アイデアが出ないなどありますから。
これは、個人でも同じでしょう。
会議に限ったことではないですね。
建設的な表現をすることで、自分にとっても良いでしょうし、相手にとっても良いでしょう。
会議術を改善する
この『日産驚異の会議』では、日産の会議のやり方が紹介されているわけですが、結論が出るようになって、スピーディーに行動ができるようになっているというのがわかります。
会議術を改善することで、効率化にもつながるはずです。
結論が出る会議。
その方法もわかります。
企業の会議術から学べることがあるというように思いました。
こちらの記事と本もどうぞ
会議で結論が出ない、3つの理由『1回の会議・打ち合わせで必ず結論を出す技術』【書評・感想】
1回の会議・打ち合わせで必ず結論を出す技術―戦略コンサルタントが教える「決まる会議」の掟
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