読書で本から学ぶブログ【書評・感想】

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悟りとは?『煩悩リセット稽古帖』

今日も、こちらの本をご紹介します。おもしろかったので。

煩悩リセット稽古帖

煩悩リセット稽古帖

 

前回の紹介では、煩悩について主に紹介しました。

煩悩はどうやって生まれるのか?『煩悩リセット稽古帖』

今回は、悟りについてを紹介してみたいと思います。

 

悟りに対する誤解

「悟り」という言葉は、実践を離れて、言葉のみが独り歩きをしているように思われます。日常生活にはなんの関係もなく、役にも立たない世捨て人のためのもの、と誤解されている場合がほとんどです。

 実際は、悟ってしまいさえすれば、頭の中であれこれ余計なことを考えて、「自分」にこだわることがなくなりますから、日常がすこぶるハッピーになります。

悟るというと、俗世間から逃れて、仙人のようになるというイメージがあるかもしれません。

そういう面もあるのかもしれませんが、ハッピーになるというのは、良いですよね。

 

無我っこ

自分、我というものは、ここに存在すると思い込んでいるだけで、ほんとうはそんなものは、どこにもない。すなわち「無我」というのが、仏道の真髄中の真髄です。

「無我」を少しなりとも体得すれば、どんなめんどうなこともこだわりなく遊び感覚で、自由自在にこなせてしまいます。

無我。

我が無い。

こういうのが、仏道の真髄ということです。

これを体得すると、いろいろと楽しくできるようです。では、どうやるのか?

 

自分の身体と心を観察する

その稽古法のひとつは、わたくしたちの身体と心を分解して、そのどこを探してみても「自分」の思いどおりになるものはない、ということを徹底的に観察するやり方です。

自分の身体と心を観察する。

そして、自分の思いどおりにならないということを知る。

そうすると、我というものから、離れられるということです。

 

悟りでハッピー?

悟るとハッピーになる。

かどうかは、私は悟ったことがないのでわかりません。

ただ、悩みは減りそうな気がします。

この本でも、完璧に悟ることを勧めているわけではなくて、少しでも悟ることができると、楽ですよ、といったこととして書かれています。

悩みが多い人が、こういう考え方をすると、悩みが減っていくのだろうと思います。

 

煩悩と悟り

この本は、煩悩や悟りについて、イラストとともに書かれていて、わかりやすいです。

日本人で、煩悩や悟りという言葉自体は、知らないという人はあまりいないのではないでしょうか。

ただ、その意味を知っているかというと、どうでしょうか。

私は、この本を読んで、ようやくその意味することが、少しわかったような気がします。

煩悩や悟り。

そういったことを知りたい人が読んでみると、理解が深まると思います。

 

煩悩リセット稽古帖

煩悩リセット稽古帖