すべての仕事は「逆」から考えるとうまくいく
仕事をうまくいかせたい。
ビジネスパーソンであれば、ほとんどの人がこう思っていることでしょう。
誰も好き好んで、失敗したいとは思っていないでしょうから。
ということで、こちらの本を読んでみました。『すべての仕事は「逆」から考えるとうまくいく』。
- 作者: ロブ・ヴァン・ハーストレッチト,マーティン・シープバウアー,細谷功
- 出版社/メーカー: 日本実業出版社
- 発売日: 2012/04/12
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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理想から考え始めること
この本のタイトルにあるように、逆から考える、理想や目標から考える、これがうまくいかせるコツということです。
これは、問題そのものではなく、理想や目的を考えることから始める問題解決法だ。つまり、問題を分析するのではなく、最初からはっきりとした解決に注目するのである。
問題解決というよりは、目標達成を考えるというところでしょう。
問題の根本的な原因を明らかにするのではなく
問題の根本的な原因を明らからにすることになぜ、そんなに時間をかけてはいけないか。それは、分析段階は時間がかかるからだ。ならば、問題の分析(潜在的なものも含め)よりも、解決策の分析(潜在的なものも含め)のほうに時間を費やしたほうがいい。分析段階は、原因を究明することではなく、むしろ状況を前進させるためのてことして捉えるべきだ。
問題の原因を見つけるよりも、より良い状況を作るために分析をしたほうが良いということです。
問題解決が目的ならば、原因を探るのは悪いことではないと思います。
二度と問題が起きないようにするには、原因がわかっていないと、解決しにくいでしょうから。
しかし、目標を達成したいということだとしたら、時間などのリソースの制約などもあるので、達成できる方法を探したほうが良いでしょう。うまくいかない原因がわかったとして、仮に解決できたとしても、うまくいかないことが少しうまくいくというだけで、目標を達成できるとは限らないですから。
アプローチの違い
問題解決と目標達成は、似ているところもありますが、アプローチは違うのではないでしょうか。
ここをハッキリさせないと、うまくいくということから遠ざかっているというか、時間がかかってしまうものでしょう。
何に時間をかけるかが変わってきますから。
どうしたら、目標達成できるように行動できるのか
ここまでは、言われてみればわかることでしょうし、言われなくてもわかっている人はわかっていることだと思います。
では、どうすると良いのか?
それが、この本の方法論の部分です。
これも、また少し変わっているかもしれません。結論部分は読んでもらうとして、要は、目標達成できるように実行することということです。
言われなくても当たり前かもしれません、しかし、ではどうしたら、目標達成できるように行動できるのか。
ここがわからないとなかなか行動できないでしょう。
ここがわかったような気がするので、この本を読んで良かったです。