読書で本から学ぶブログ【書評・感想】

読書日記、本の紹介。その他、考えたことを書いています

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あなたの話はなぜ通じないのか?伝えることは、むずかしい。文字で「有益な議論」はむずかしい

伝えることは、むずかしい。

ブログやネットの炎上を見ても思いますし、日常の会話でもそういうことを感じることもあります。

仕事のミーティングや会議でも感じますね。

 

自分の考えを伝えることも、むずかしい

まず、自分の考えていることを表現するのもむずかしいです。

そもそも、自分が何を考えているかを、文字なり、会話で表現するのも、簡単ではないなと思っています。

だいたいのところは表現できているかもしれません。

ただ、いつもそうとは限りませんし、たいてい何か違うかなと思いながら、文章は書いていたりします。

 

相手に伝わるのは、もっとむずかしい

さらに、相手に伝わるのは、もっとむずかしい。

文字だからなのか、ネットではとくに伝わりにくい感がありますね。

 

そのためなのか、議論がすれ違うというか、言っていることが、伝わっていない感じはあります。

 

しかも、おそらく、伝わったと思ったとしても、100%伝わるということはなくて、50%とかそれぐらいなのではないかと思います。

 

文字で有益な議論はむずかしい

文字で有益な議論をするのは、むずかしいですね。

対面がいいのは、リアルタイムだからだろうと思います。

文字だと、タイムラグがありますし、質問も瞬時にはできないですし、相手が勘違いしていても、そういうことではないとは、すぐには言えません。

 

リアルでも議論するのはむずかしいのに、こういう条件がある文字での議論はむずかしいでしょう。

だから、私は、文字では有益な議論はできないと思っていたりします。

そう思っていれば、有益なというか、建設的な議論をしたいなら、別の手段を考えてみたほうが良いと思えますし、仕方がないとも思えるからか、そんなふうに思っています。

 

伝えることは、考えること。考えるには、質問すること

あなたの話はなぜ通じないのか?7つの質問で想いが伝わる『話すチカラをつくる本』 - 読書で本から学ぶブログ【書評・感想】

 

話すチカラをつくる本 (知的生きかた文庫)

話すチカラをつくる本 (知的生きかた文庫)

 

 この本を読んで、良かったなと思うのは、伝えるには考えることが必要で、考えるには質問することだとわかったことですね。

こちらの同じ山田ズーニーさんの本でも、「問い」の大切さが書かれていました。 話が通じない、想いが伝わらない。 それは、考えていないから。 こういう面はあるのでしょう。 そして、考えるなら、まずは、「良い問い」を見つけること。 こういうことですね。

あなたの話はなぜ通じないのか?7つの質問で想いが伝わる『話すチカラをつくる本』 - 読書で本から学ぶブログ【書評・感想】

そして、質問・問いを共有できると、より良い議論もしやすくなる。

 

質問を共有する

質問するというのは、対話をしようという意志の現れと捉えられるところもあると思います。

そして、問いを共有できれば、目的も共有しやすくなって、協力しやすくなる。

たとえば、

 

どうしたら、文字で議論しやすくなるか?

 

という問いを共有できれば、一緒に考えることもできるかもしれません。

こういうときに、そんなことは無理だと共有しなければ、一緒に考えることはむずかしいでしょう。

 

伝えたり伝わるのはむずかしいが、問いを共有することから始める

伝えたり、伝わったりするのは、むずかしいですが、問いを共有することから始めると、協力できるかもしれません。

有益な建設的な議論をするなら、問いを共有できること、目的を共有できることからなのかもしれない。

そんなことを、このところの伝え方の本などを読んで思いました。

あなたの話はなぜ「通じない」のか (ちくま文庫)

あなたの話はなぜ「通じない」のか (ちくま文庫)