ありのままの人が勝てない理由とは?『実践版 孫子の兵法』
孫子。
戦略で有名ですよね。
とは言っても、実際に使うには、むずかしい。
ということで、こちらの本を読んでみました。
目次
序章 世界最高峰といわれる『孫子』を使いこなすには?
第1章 なぜ、勝てない戦いに挑むのか?
第2章 なぜ、根拠もないのに勝てると思うのか?
第3章 なぜ「戦わずに勝つ」方法をとれないのか?
第4章 なぜ、勝てるタイミングを逃してしまうのか?
第5章 なぜ、兵の「実力」を引き出せないのか?
巻末付録 孫子をさらに詳しく学びたい方へ 成り立ちと特徴を分析する
わかりやすかったです。
孫子を知りたいなら、読んでみると良いですね。
孫子をつらぬく5つの要素
1 大きな勝利は90%があなた以外の要素で決まる
2 相手に実力を発揮させない方法
3 敗北者の行動には共通点がある。それを避けるべし
4 兵を本気で戦わせて200%の実力を発揮させる
5 戦うことではなく、勝つことが最終目標である
勝つことが最終目標。
これは意外と忘れがちかもしれません。
何のために戦うのか、がんばるのか。
こういうことは考えたいですよね。
ありのままの人
「ありのままの自分」が好きな人は、学ぶことを知りません。
勝ち組の理屈にも関心を持たず、自分らしく生きて負けることになるのです。
ありのままで、学ぶことが好きというのでなかったら、学ばないですよね。
学ばないとしたら、学んでいる人と競ったら、かなわないというのは多いでしょう。
しかも、「ありのままの自分」と言っていたら、実力を全部出せるかどうか。
それでも、勝たなくても良いと思っているのは自由ですが、結果として競争社会にいると思うので、選ばれないということになりますよね。
ありのままで選ばれないなら、選ばれなくて良いと、達観しないとなかなかありのままというのはむずかしいでしょう。
相手を味方に引き入れたら、負けはありえない
勝つことが当たり前になる世界。
そこにはもう一つ別のドアがあると孫子は言います。
戦わず、相手を味方に引き入れる戦略です。
「相手を傷めつけず、無傷のまま味方にひきいれて、天下に覇をとなえる」
相手を味方にする。
これができれば、敵がいなくなりますね。
そうしたら、ずっと勝っていられます。
孫子は、戦わずして勝つことが最上と考えていたと言われます。
そのための方法の一つとして、味方を増やしていくというのはありますね。
『実践版 孫子の兵法』
孫子の兵法。
名前は知っているけれど、よくわからないというのはあると思います。
どうやって使うと良いのか。
どう考えると良いのか。
このあたりが、わかりやすく書かれていました。
孫子の兵法を知りたい、使いたい。
そんな人が読んでみると良いですね。
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