これからの社会でも仕事で評価されるためには?『ワーク・シフト』
今月に入ってから、働くことや仕事についてあらためて考えています。
こんな本を紹介しました。
評価されるには?『カイジ「勝つべくして勝つ! 」働き方の話』 - 読書で本から学ぶブログ
評価されることが大切ということで、たしかにそれはそうなのですが、そこからさらにどうすると良いかを考えてみたいと思っています。
そこで、こちらの本、『ワーク・シフト』を読み返してみました。
ワーク・シフト ― 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図〈2025〉
- 作者: リンダ・グラットン,池村千秋
- 出版社/メーカー: プレジデント社
- 発売日: 2012/07/28
- メディア: ハードカバー
- 購入: 17人 クリック: 476回
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2025年の仕事がどうなっているか、ということをテーマに書かれている本です。
ここから考えて、これからの仕事や働き方を考えてみると、今だけで考えるよりも違ったことが見えてくるかもしれません。
働き方の3つのシフト
1.ゼネラリストから「連続スペシャリスト」へ
2.孤独な競争から「協力して起こすイノベーション」へ
3.大量消費から「情熱を傾けられる経験」へ
2025年の仕事について考えて、そこからこういう3つのシフトがあるのではないかということです。これが、ワーク・シフトということだと思います。
少し前に、こんな記事が話題になっていました。
将来的には、無くなってしまう仕事もあるのでしょう。
2025年というとだいたい10年ちょっと先の話ですが、今でもこういうシフトへの状況がかいま見られるような気がします。
そういうことから考えると、あながち的外れということもなさそうです。
中でも、「1.ゼネラリストから「連続スペシャリスト」へ」がとくに気になりました。
ということで、この点を書いてみます。
1.ゼネラリストから「連続スペシャリスト」へ
なんでもそれなりにできる人よりも、これからスペシャリストを渡り歩いていく。
分野を超えてスペシャリストになっていく。
そういうことが必要になるのではということです。
逆に言えば、そこそこできる人は、あまり必要とされない、評価されにくくなるのではないかということです。
あくまで将来の予想ですから、どうかはわかりませんが、もしこうなると、二極化していくのかもしれません。「カイジ」の本で書かれていたように、評価されないと、給料は上がらないでしょう。
だとすると、スペシャリスト以外は、なかなか評価されず、あまり給料は高くはならないということになると言えそうです。
そんなスペシャリストになるには、どうしたらよいかというと、専門技能を身につけているかどうかが違いになってくるということです。
では、どんな技能を身につけると良いのでしょうか?
高い価値を持つ専門技能とは?
その専門技能は、価値を生み出せるか?
その専門技能には、希少性があるか?
その専門技能は、まねされにくいか?
価値を生み出せて、希少性があって、まねされにくい。
こういう技能を身につけると、スペシャリストととして価値が高くなるということです。
きっと、そうなのでしょう。
しかし、まだどうもよくわからないというか、それはそうですよね、というところのような気もします。
自分を「会社」として考えてみる
上の3つの専門技能は、商品や会社と置き換えてみても、通用しそうです。
価値を生み出せて、希少性があって、まねされにくい会社や商品は、売れるはずです。評価も高くなるでしょう。
そう考えると、自分を「会社」として考えてみると、わかりやすいのかもと、この本を読みながら思いました。
自分が「会社」だとして、どうすると高く評価される「自分会社」になれるのか?
ここを考えることが、これから評価される働き方をできるようになるのではないか。
そんなことを思います。
これから評価される会社に必要そうなことから考える
また「カイジ」の本に戻って、
この言葉に強く賛同する人と、強いアレルギーを持つ人と両方いると思います。もちろん、人生は勝ち負けだけではありません。勝ち負けに関係ない場面では、別に競争する必要はありません。
ただ、他人から評価してもらおうと考えるのであれば、勝たなければいけません。
ということが書かれています。
評価されるようにするには、自分を会社として考えてみる。今そしてこれから評価される会社に必要そうなことを身につける。
3つの専門技能を、もう少し具体的にわかりやすく言うと、そういうことなのではないでしょうか。
これからの社会でも評価されるためには
この『ワーク・シフト』でも、未来の働き方から必要な仕事、働き方について考えています。
どういう会社がこれからの社会に必要なのか、価値がある会社となるのか。
そこから考えてみて、自分の専門性などを考えてみる。
10年後の未来ですが、そのときに、「連続スペシャリスト」として、評価され活躍するために、こう考えると良さそうだと思いました。
そして、さらに2つのシフトもあります。このあたりも考えると、働き方が違ってくるように思います。
というわけで、これからの働き方を考えたい方は、読んでみると、どうすると良いかのヒントがある本ですね。
ワーク・シフト ― 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図〈2025〉
- 作者: リンダ・グラットン,池村千秋
- 出版社/メーカー: プレジデント社
- 発売日: 2012/07/28
- メディア: ハードカバー
- 購入: 17人 クリック: 476回
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また、この本を読みながら、こちらの本も頭の隅にありました。
会社がなくなるとしたら、どうする?2022―これから10年、活躍できる人の条件 - 読書で本から学ぶブログ
2022―これから10年、活躍できる人の条件 (PHPビジネス新書)
- 作者: 神田昌典
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2012/01/19
- メディア: 新書
- 購入: 24人 クリック: 280回
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会社が無くなるかどうかはわかりませんが、活躍するために、どうするか。
考えたい人は、合わせて読んでみるとよいと思います。