革新的なアイデアがザクザク生まれる 発想フレームワーク55
フレームワークを知っておくと、効率化につながる。
そんなことを思っています。
ということで、今日は、こちらの『革新的なアイデアがザクザク生まれる 発想フレームワーク55』を読みました。
気になったものをいくつか紹介します。
「掛け算のプロセス」〜理想追求型のアプローチ
「掛け算のプロセス」は「理想追求型のアプローチ」です。とにかく、いきなり理想の形、問題がすべてうまく解消された形を追い求める方法なのです。現状改善に比べれば、レベルが一段上になります。
足し算・引き算のプロセスは、現状改善のアプローチで、掛け算のプロセスは、理想追求型のアプローチだそうです。
何かと何かを掛け合わせる。
そこに新しい理想を追求する。
こういうことだそうです。
異質なものをうまく掛け合わせることができると、新しいものが生まれて、足し算よりも効果が大きそうです。
異質なものとのコラボを成功させる7つのアプローチ
1 異なる世界
2 異なる業界
3 異なる視点
4 異なるテーマ
5 異なる評価軸
6 異なるエリア
7 異なる質問
こういったことから異質なものを組み合わせる、コラボさせると成功しやすいとのこと。
アメリカで成功したものを日本に持ってくる。そういうことも発想の一つでしょう。
異業種のものを持ち込む例として、クリック課金型広告を雑誌などの紙媒体に持って行くとどうなるかなどが紹介されています。
掛け算・足し算のアプローチ
何が掛け算になるのか、何が足し算になるのかは、少しわかりにくいところがあるとは思いました。
例えば、このブログを例に考えてみると、おそらく「読書」と「食」のようなブログのテーマにすると掛け算なのだと思います。
「読書」に、マンガぐらいだと足し算というところでしょうか。
掛け算か足し算か。
そういうところは結果としてわかるものなのかもしれません。
引き算や割り算の発想法も書かれていました。
引き算なら、ブログの更新を減らすとかでしょうか。
割り算は、なかなか思いつかないところですが、ブログを分割するということかもしれません。
四則演算で考えると、4つのアイデアが出てきます。
それらを全部やるのか、それとも1つずつやっていくのか、ベストなものだけをやっていくのかなど、実行段階の話も考える必要がありますが、こうやって考えると違ってきます。
何個もアイデアを出すことを繰り返すと
そして、何個もアイデアを出すことを繰り返すと、アイデアの質が上がるときが来るのではないでしょうか。
1度だけ考えて、すごいアイデアが出せるのであれば、それはそれで良いのですが、そういう人は、才能がある人でしょう。
凡人だとしたら、ここは量が大切なのかなと思いました。
というのは、この本を読んで、少しやってみても革新的なアイデアが思い浮かばなかったので。
しかし、数は出るようになったと思います。
たぶん、フレームワークをたくさん知っていると、同じ時間考えても、アイデアを数多く出せて、その中から良いアイデアが出てくる。
こういうことなのではないでしょうか。
アイデアの実現
孵化したアイデアをどう育てるかといったことも書かれています。
アイデアは実行しないと、実現はしないでしょう。
このあたりも書かれていたので、アイデアを実現しやすくなると思います。
この本を読んで少し試しただけでは、まだこれはいいアイデアだというものが思い浮かばなかったので、アイデアの数をもう少し考えてみようと思っています。
こちらの記事と本もどうぞ
発想をカタチにする技術 新しさを生みだす“ありきたり"の壊し方
- 作者: 吉田照幸
- 出版社/メーカー: 日本実業出版社
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