『嫌われる勇気』では、幸せにはなれないのかもしれないから
『嫌われる勇気』について、また考えてみました。
これまでの記事
嫌われる覚悟よりも、愛する勇気のほうが強い - 読書で本から学ぶブログ
他者の感情は他者のもの
「自由とは他者から嫌われることである」
とこの帯にありますが、読むとそういうことではないということはわかります。
他者から嫌われたとしても、あまり気にしないというところでしょうか。
他者の感情は他者のもの、ということだと思います。
たしかにそう考えると、周りをあまり気にしすぎないで、いわゆる空気を読みすぎないで良いですから、少し気が楽になります。
そして、本書でも言われているように、他者を評価しない、ということができると、「好き嫌い」とはまた違った関係も築きやすいのかもしれません。
好き嫌いという感情では足りないから
そう考えると、やはり「嫌われる勇気」だけでは不十分で、自分を「マネジメント」できることが重要なのでしょう。本書の言葉で言えば、自分の「課題」にどう取り組むかということだと思います。
そして思うのですが、やはり感情よりも、心なのだと思います。
本書のキーワードで「関心」という言葉があります。他人に関心を持つ。
関心とは、心で関わる。そういうことでしょう。
幸せでいる「意志」「勇気」
心が何かという話はありますが、感情だけではなく意志なども入ってくると思います。
「嫌われる勇気」を持つだけではなく、幸せでいる「意志」「勇気」というものも大切なのだろうと。
そんなことを、とても天気が良い日に気持ちのよい午後を過ごしながら、ただ「嫌われる勇気」だけでは足りないなと考えるなどしました。