『7日間で突然頭がよくなる本』頭がよいとは?
突然ですが、頭がよくなりたいですか?
正直な話、私はなりたいです。なぜなりたいかというと、頭がよくなると、どうなるのかを知りたいということがあるからです。
頭がよい人から見ると、この世界はどう見えるのかとか、頭がよいひとが、本気で目標達成や世界をもっとよくするためのことを考えて行うとどうなるのかを知りたいというのがあるからです。
今日は、この『7日間で突然頭がよくなる本』を読んでみました。
というのは、自分で考えるとはどういうことかを考えていたので、頭がよい人はどうやって考えるのだろう?と思っていたりしたからです。
頭がよいとは?
私のいう「頭がよい」とは、物事の本質をつかめる人のことです。
物事の本質をつかめる人を、頭がよいというそうです。
皆が首をかしげているとき、「つまり、こういうことでしょ」といって、さらっとわかりやすく説明してくれる人がいたとしましょう。そんなとき、周囲の人はどう思うか。「あいつ、頭がよいな」と思うのではないでしょうか。この場合、その説明してくれた人は、物事の本質をきちんとつかんでいるわけです。
さらっと、本質を言える。
そういう人を、頭がよいと思うのではないかということです。
では、頭がよくなるには、どうしたら良いのでしょうか?
最低限の教養が必要
物事の本質をつかむためには、そのものをいくら眺めていても答えは出てきません。これからじっくり時間をかけてやるように、その物事を分析することが必要になってくるのです。その際求められるのが、対象になっている物事に関する知識です。
まずは、最低限の教養、知識が必要ということです。
歴史、科学、文学、時事、これをだいたいで良いので、まずは知っておく。ここができていないと、知らないために分析できず、本質がわからないということです。
では、最低限の教養があれば、誰でも本質を見つけられるものでしょうか。
ちょっとそれもむずかしいような気がします。
それでは、どうすると良いのでしょうか?
哲学の論理パターンを知る
この本では、哲学の論理パターンから物事の本質を見つけられるようにするということが書かれています。
哲学は、考えるということを考えてきた面があると言えると思います。
人はどうやって考えるのか、ということを、哲学者は考えてきたわけです。
そのパターンを知っておくと、分析しやすくなる。こういうことです。
教養 → 論理パターン → 本質へ
こういった流れで、学んでいくと、「頭がよくなりやすい」ということでしょう。
全体から重要なことを見極める
この本の中に、演習問題というものがあります。
「◯◯とは何か?」という題があって、それに答えるというものです。
これを見ると、そのことに関連することをリストアップして、重要なことを見極めること。これが、本質をとらえるということのように思えました。
このために、教養や哲学の論理パターンを知っておくと、本質をつかまえやすい。
そういうことなのだと思います。
10の代表的な論理パターンが、この本では紹介されています。 これを知っておくと、分析の際に、本質にたどりつきやすくなると思いました。
「頭がよくなりたい」
そういう人は読んでみると、読む前よりは、頭が良くなっている!?かもしれません。
少なくとも、私は、方法論はわかったような気がします。