上手な話し方・スピーチの4つの秘訣『話し方入門』
今日は、こちらの『話し方入門』を読みました。
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この『話し方入門』は、『人を動かす』『道は開ける』で有名な、デール・カーネギー氏の本です。
- 作者: デールカーネギー,Dale Carnegie,山口博
- 出版社/メーカー: 創元社
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- 作者: デールカーネギー,Dale Carnegie,香山晶
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話し方と言っても、会話というよりは、スピーチについて書かれています。今で言えば、プレゼンに近いと思います。
大勢の前でスピーチをする機会があまりない人でも、プレゼンをする機会はあるかもしれません。大勢の前ではなくても、会議などで発表したり、自分の意見を言うというのはあるでしょう。もしくは、少人数での会話でも、自分の伝えたいことを話すという機会はあると思います。
そういう意味では、大勢の前でスピーチはしないという人も、会話の改善のヒントにもある本です。
上手なスピーチ・話し方の4つの秘訣
1.重要な言葉を強調し、重要でない言葉は軽く言う
2.調子を変える
3.話す速度を変える
4.重要なポイントの前後に間を置く
1.重要な言葉を強調し、重要でない言葉は軽く言う
重要な言葉を強調する。これは、抑揚をつけるということだと思います。
強調したいこと、伝えたいキーワード。こういうものを、強く言う。
そうすると、単調に話すよりも、聞き手は聞こうと思いやすいでしょう。
2.調子を変える
そして、調子、音程を変える。
ジャパネットたかたの高田社長ではないですが、強調したいところはやはり音程のが高くなるものでしょう。
3.話す速度を変える
さらに、話す速度も、速くなったり遅くなったり、話す内容によって変わってくる。
話を聞いていて眠くなってくるのは、学校の授業のように同じテンポ・スピードで淡々と話されるからというのがあると思います。
話す速度で、退屈にならないようにできるという面はあります。
工夫したいところでしょう。
4.重要なポイントの前後に間を置く
話の重要なところを話す前に、間を置く。
これまで早口に話していたスピードから、一旦止めると、そこが重要なのではないかと、聞き手に思ってもらいやすい。
重要なポイントの前に、間を置く。
そして、重要な話をした後にも、間を置く。そうすると、余韻があって、聞き手が考えたり、感じたりすることができるということです。
重要なことをどうやって伝えるか?
このような4つのことがポイントとしてあるということですが、一言で言ってしまうと、重要なことをどうやって伝えるかということです。
重要なことをどうやって表現するか、どのような話し方をするかということですね。
こういうことは、自然とできる人は、できることだと思います。
話がおもしろいという人の話は、たいてい上のような感じになっていたりします。
逆に、つまらない人は、淡々と話しているところがあったり、重要なところがどこなのかわからないというのがあると思います。
重要なところを、おもしろく伝える。
そういう工夫の大切さがわかります。
聴衆に興味を起こさせる方法とは?
ところで、聞き手に興味を持ってもらうにはどうしたら良いのでしょうか?
興味を持ってもらわないことには、話を聞いてはもらえないでしょうから、いくら重要なことを話すとしても、まずは興味を持ってもらう必要があるでしょう。
相手の興味がわかれば、相手の興味がある話をすればよいでしょうから、相手の興味を知ることが大切です。
人間がこの世でとても興味があること。それは何でしょうか?
自分です。
ですから、あなたが話をする相手は、家事や社会福祉活動やビジネスの問題にかまけていない時は、たいていいつも自分のことを考え、自分を正当化し、賛美している人たちだということを忘れないようにしましょう。
自分のことに興味がある。
多くの人がそうでしょう。
だとしたら、自分の話が相手にとって、どんな関係があるのか、相手が聞く価値があるのかをわかってもらう。
そうすれば、話を聞いてもらいやすいというより、そうしないと、なかなか話を聞きたいとは思ってもらえない。
自分に関係が全くない話を、時間を使って聞きたいとは思わないでしょうから。
相手に関係があるということを伝える。
ここがまずは話を聞いてもらえる始まりなのだと思います。
会話・スピーチが上達するとあなたにとって何が良いか?
こういった話し方、スピーチのヒントが、様々書かれています。
それは、自分とどういう関係があるのか?
会話やコミュニケーション、プレゼン、スピーチ。
そういうことのコツを知っていれば、自分の考えが伝わりやすくなります。
自分の思いが、周りにわかってもらいやすくもなるでしょう。
そして、相手に興味を持つことで、相手のことも理解できるようになって、お互いがお互いのことをわかりあえる。
そういうことにもつながります。
そうすれば、人間関係が良くなる。仕事などであれば、協力しやすくなる。
いろいろなことがうまくいきやすくなる。
こうなる可能性が高まるはずです。
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こちらの記事と本もどうぞ
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