『人を動かす「文章術」』文章を書くための10のステップ
今日は、『人を動かす文章術』を読みました。
なぜ文章を書くことが大変なのか?
どうしたら、文章を書くことができるのか?
そんなことを考えるヒントになった本でした。
文章を書くための10のステップ
1 情報を入れる(読む)
2 振り返る
3 思考を拡大する
4 背景を整理する
5 キーワードを複数出す
6 コンセプトを一つに決める
7 タイトルを決める
8 構成を決める
9 編集する
10 文章を書く
文章を書くというのは、こういった10のステップがあるということです。
これらの詳しいことは、この本を読んでみてください。
書く前の思考整理の時間が大切
全部で10の要素に分けられますが、文章を書く以前の段階で9つのステップがあるのです。このステップを飛ばして「書いて」しまうから、迷いが生まれ、方向が定まらないのです。ここで勘の良い読者の方ならおわかりかと思いますが、90%は書く以前の問題ですから、文字数を埋める前に、思考整理に多くの時間を割くことが大切なのです。
文章を書くまえに、これだけのステップがあるということです。
いきなり書き始めてしまうと、途中で止まってしまったり、訳のわからない文章になってしまったりするでしょう。
書く前の思考整理に時間をかける。
これができているかどうかが大切ということです。
文章を書く前に考える
どういうことを書きたいのかを、文章を書く前に考える。
こういうことがまず必要ということがわかります。
そして、この本でも、その方法などが書かれています。
そうは言っても、考えるのはやはり大変です。
逆に言うと、上の10のステップのうち9までを楽に考えられる人なら、文章を書くのに苦労はないでしょう。
あとは書くだけですから。
考えていない人はいないけれども
言葉を使う人であれば、考えていない人はいないでしょう。
しかし、自分だけではなく、多くの人にわかるように普段から考えているかというとどうでしょうか。
インプットしたことの意味などを考えたり、背景を整理したり、わかりやすいコンセプトにしたりということは、日常的には行っている人は多くはないのではないでしょうか。
だとすると、書くのはむずかしいということになる。
書く前の準備をしていないでいきなり書くと、書きながら迷うということになりやすいでしょうから。
書く前の思考整理を日常的に繰り返す
仮にそうだとしたら、文章を書けるようになるには、上の10のステップを、日常的に繰り返していれば、書けるようになっていくということだと思います。
この本では、その詳しいところをさらに書かれています。
こういうステップを繰り返せば、文章をもう少し楽に書けるようになりそうだというのがわかったので、読んで良かったです。
人を動かす「文章術」 機能的に情報を伝えるための実践スキル (PHPビジネス新書)
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