うまくいっていないときに、どうするか?『挫折を愛する』松岡修造
挫折。
挫折したいという人は、多くはないと思います。
ただ、挫折からも学ぶことはあるでしょう。
こちらの松岡修造さんの『挫折を愛する』を読みました。
目次
第1章 誰もが抱える恐怖心(自分を過小評価すると恐怖心が生まれる
恐怖心を克服するトレーニング ほか)
第2章 失敗と敗北の受け止め方(北島康介選手の「敗北」の受け止め方
人生最大の挫折 ほか)
第3章 モチベーションは自ら生み出す(「なんとなく」生きている状態を変えるには
どうすれば「輝いている自分」になれるのか ほか)
第4章 心を強くするコミュニケーション(ネット社会のイライラ
親しい人ほど気持ちを丁寧に伝える ほか)
第5章 もっと自分を応援しよう!(イチロー選手の名言
人の言葉に振り回されると成長が止まる ほか)
前向き挫折
僕は、ジュニアの選手たちに「失敗してもいいんだぞ。失敗すれば、どこが悪かったのかわかる」と教え、ミスをしたら「よし!」とガッツポーズをさせています。
本気でトライした結果の失敗なら、そこからたくさんの気づきを得られます。だから、しょんぼりすることなんかない。ガッツポーズをするくらいのほうが、次に進んでいきやすくなるからです。
僕は、これを「前向き挫折」と呼んでいます。
失敗からも学べる。
よく言われることかもしれません。
ただ、そうは言っても、失敗をしたいという人はいないでしょう。
そこを前向きに捉えて、失敗すれば、悪いところがわかるとすれば、改善のための方法の一つになりますね。
本気でトライすること
本気でトライすることが「前向き挫折」の大前提です。中途半端な気持ちでトライしてダメだったときは、挫折でもなんでもない。全部が「後悔」です。そこから得るものは何もありません。
本気でトライすることが大切ということです。
そうしないと、結局、本気でなかったとなって、反省できるとしても、本気でやることが大切になります。
たしかに、大切なのですが、そのときに本気でやっていないとしたら、そこから、学べることはあまりないですよね。
だから、本気でトライすることが、失敗から学ぶ前提なのでしょう。
うまくいっていないとき
運の3つの種類・ダメなときほど運はたまる - 読書で本から学ぶブログ【書評・感想】
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うまくいっていないとき。
どう考えるか?
これで、行動が変わって、結果が変わるでしょう。
ダメなときに、どう考えるか? ああ、ダメだなと思うのか。 運がたまっていると思うのか。 かなり違ってきますよね。
運の3つの種類・ダメなときほど運はたまる - 読書で本から学ぶブログ【書評・感想】
欽ちゃんは、ダメなときは、運が貯まっていると考えるそうです。
この『挫折を愛する』も似たような考え方かもしれません。
挫折や失敗したことが、次の飛躍につながる。
ダメなときほど、実力や運がたまるチャンス。
もちろん、そこは、本気でやるかどうかで変わってくるわけです。
『挫折を愛する』
挫折なんて、しないで済むなら、したくないですよね。
でも、失敗や挫折は、その大小は人によって違うでしょうけれど、がんばっていたら、あるものではないでしょうか。
そこで、どうするか。
それが、挫折や失敗のあとが変わることになる。
この本を読んで、そんなことを考えました。
挫折や失敗をどう考えるか、を考えたい人は読んでみると、変わってくると思いました。