部下が上司を生かすための4つのこと『働く君に贈る25の言葉』【書評・感想】
働くということ。
そんなことを考えたいと思い、今日は、こちらの本を読みました。
- 作者: 佐々木常夫
- 出版社/メーカー: WAVE出版
- 発売日: 2010/10/21
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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(株)東レ経営研究所の元代表取締役社長の佐々木常夫氏が、働く甥に向けてという形で25のことが書かれています。
印象に残ったことを紹介します。
上司の強みを知って、それを生かしなさい
部下が上司を生かすための4つのこと
1.上司の注文を聴く
2.上司の強みを知って、それを生かす
3.上司への報告やコミュニケーションの仕方は、その人にもっともふさわしい方法を選択する
4.上司を驚かせてはならない
こういった上司を生かすために必要なことがあるということです。
「上司の強みを知って、それを生かす」ことも大事です。
君の上司の実績は証明済みです。実力はあるのです。それをとことん学び、その力を利用することです。取引先の人脈をつかんでいる上司であれば、その人たちの特徴や対応策を教えてもらって、君の営業戦略に役立てるのです。情報通であれば、どこから貴重な情報を得ているのか、徹底的に研究しなさい。できる上司ほど、君を成長させるものはないのです。
この本の著者の佐々木氏も、上司に不満を持っていたこともあるそうです。
しかし、上司を生かすということを考えると、いろいろな上司に対応できて良いということです。
不満を持っているだけでは、改善はもたらされないでしょう。
嫌な上司にも良いところはあるはず。
そこを学ぶ。そして生かす。
そうすれば、その会社での自分の道も開いていくかもしれませんし、何より学んで成長できるでしょう。
事の軽重を知る。それが、タイムマネジメントの本質だ。
私たちに与えられた時間は有限です。
体力や集中力にも限りがあります。
だから、いい仕事をしようと思ったら、「最小投資」で「最大効果」を求めなければなりません。
重要度の低い仕事は拙速でやるか、やらないで済む方法を考える。そのかわり、重要な仕事にできる限りの労力を投入するのです。そのことによって、結果にレバレッジを効かせることができます。
重要なことに集中する。
この大切さは、いろいろなところで言われています。
重要な1つのことに集中するには?『ワン・シング』 - 読書で本から学ぶブログ
時間が無限なら、そういう必要もないのでしょうけれど、時間は有限です。
だから、重要な事に集中する。
これが、タイムマネジメントの本質ということです。
重要なことを見極めて、集中したいですね。
働き方と生き方とはつながっている
他にも気になるところは、いろいろありました。
全体として感じたことは、働くということと生きるということはつながっているということです。
当たり前ですけれども、その人の生き方が働き方に反映されて、働き方が生き方に反映される。
働くということは、人生の部分ではありますが、大きな部分なのでしょう。
働き方を考えてみると、生き方も考えることにつながっている部分がある。
だから、働き方を改善すると、生き方を改善することにもつながる。逆も、ある。
そんなことを感じました。
どう働くのか。この本などを参考にもう少し考えたい。
そんなことを考えさせられた本でした。
- 作者: 佐々木常夫
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