何をやっても続かないのは、脳がダメな自分を記憶しているから。ではどうするか?
昨日の記事に引き続き、脳についての本です。
脳を鍛えて頭をシャープにする3つのポイント『脳の強化書』 - 読書で本から学ぶブログ

何をやっても続かないのは、脳がダメな自分を記憶しているからだ
- 作者: 岩崎一郎
- 出版社/メーカー: クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
- 発売日: 2013/12/13
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る
習慣と脳の関係について書かれています。
習慣を変えたい、続けられるようになりたい。そういう人が読むと、参考になるはずです。
脳が変わることが習慣化には欠かせない。脳が変わると、習慣化ができるということがよくわかりました。
ということで、習慣化したい、何かを続けたいという方は、ぜひ読んでみてください。
200回繰り返さないと習慣化できない
「従来、習慣化には21日かかると言われていましたが、実際には200回くらいの繰り返しがあって、行動の習慣化ができてくるということが明らかになってきました。」
ということで、21日ではなくて、200回ぐらい必要だそうです。
かなり長い、多いですね。
では、どうすると良いのでしょうか?
快を得られるようにする
快を得られるようにすることが、とくにはじめのうちは大切ということです。
褒めるとか、ご褒美をあげるとか、そういうことですね。
実行したら、快が得られる。そういう風にすることが、ポイントになるということです。
また、脳内物質のドーパミンが出るようにするのも良いということで、チロシンというアミノ酸が入っている食べ物、チーズや納豆を食べると、ドーパミンが出やすくなるそうです。食べ物で快を得やすくすると、続きやすくなるとのこと。
60秒ルール
「人間の行動を習慣化させるには、「60秒」という時間がとても大事です。ある行動(A)をして、60秒以内に何か(B)が起こると、脳がAとBを結びつけることをします。」
何かをしたら、60秒以内に結果がわかるようにする。これが大切ということです。
例えば、レコーディングダイエットは記録するだけですが、食べた後に60秒以内にやることで「結果」が見える。だから続きやすくなるということです。
「いつ?どこで?」行うかを決める
実行プランを考えて決めることが習慣化には有効ということです。
だから、いつ、どこで行うかを決めると、続けられるようになりやすいわけです。ということで、何か習慣化したいことがあったら、いつ、どこで、何をやるかを決めると良いですね。
この本では、デンタルフロスを習慣化するという例が紹介されていました。いつ、どこでデンタルフロスを使うかを決めた人は、デンタルフロスを使うようになりやすかったが、決めなかった人は、使うようになりにくかったということです。
「いつ?どこで?」を決めて、習慣化したいものです。
第三者目線で想像するとやる気が出やすい
自分目線でイメージするよりも、第三者目線でイメージするほうが、やってみようと思いやすいそうです。
イメージをしたほうが行動に移しやすいということがありますが、さらに第三者目線で自分がうまく行っているところをイメージしたほうが、やってみようとやる気になるということです。
これはおもしろいですね。
同じイメージをするのであれば、自分を第三者目線で想像すると良いということです。
200回繰り返すために
これらの他にも脳の働き方に基づいた習慣化の方法が紹介されています。
要は、200回繰り返すためにどうするかということだと思います。
普通にやって200回繰り返せる人は良いと思いますが、そうでない人は工夫が必要でしょう。
そんな方法を知って、何か習慣化したいという方がこちらの本を読まれると良いと思いました。脳の働き方に合った方法なので、参考になるはずです。
これから新年度で、新しいことを始めようという人も多いと思います。
続けられるようになりたいことがある人は、こちらの本などを参考に行動してみると、案外簡単に習慣化ができそうです。
さらに、この本についての記事を書いてみました。ご一緒にどうぞ。
今すぐ簡単に、脳の機能が高まる4つの秘訣 - 読書で本から学ぶブログ
新年度に新しいことを始める前に「続ける技術」を身につけると良いと思う - 読書で本から学ぶブログ

何をやっても続かないのは、脳がダメな自分を記憶しているからだ
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