悩みが出てきたときに最初にやること『オタクの息子に悩んでいます』
昨日に引き続き、『オタクの息子に悩んでいます』を紹介します。
というのは、おもしろかったからです。
オタクの息子に悩んでます 朝日新聞「悩みのるつぼ」より (幻冬舎新書)
- 作者: 岡田斗司夫 FREEex
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2012/09/28
- メディア: 新書
- 購入: 7人 クリック: 163回
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なぜ人間は悩むのか?
悩みとは、「複数の問題がこんがらがった状態」と、僕は定義しています。
だいたい、人間が悩んでいる時というのは、頭の中で「ああでもない、こうでもない」というふうに考えているものです。
「じゃ、こうしようか」「でも、そうするとこうなる」「じゃあ、こうするとどうなるだろう」というふうに行ったり来たりしてるんです。
複数の問題がこんがらがった状態。
これが悩みということです。
ああでもない、こうでもない、と考えても、なかなか答えが出ない。
そんなときを悩んでいるというのでしょう。
悩みが出てきたときに最初にやること
問題に手が付けられなくなった時=「悩みのるつぼ」が発生している時に、最初にやるべきことは、頭の中だけで考えるのをやめること。
ノートに書き出してみたり、他人に相談することが最優先です。
なので実は、相談者の大半は、悩みを書いている段階で、かなり解決しているじゃないかと思います。
この本は、お悩み相談の答えをどうやって、岡田斗司夫氏が考えているかという内容の本です。
相談者は悩みを書いている段階で、少しは解決している部分もあるのではないかということです。
頭の中だけで考えていると、「見えない」ので、なかなか解決策がわからない。
だから、書き出す、相談して話す。
そういうことをすると、まずは解決に向かいやすいということでしょう。
書き出すと違ってくる
たしかに書き出すと違います。
実は、このブログの記事も、はじめは違う感じで書こうかと思っていました。
他のことをもう少し加えてみようと考えていました。
ただ、それだと、何を言いたいかがぼやけそうだと思い、このような形になっています。
頭の中にあったときは、それが良いと思っていたわけですが、いざ書き出してみると、違うことを思ったり、感じたりする。
それは、ある意味、アイデアを思いつくのと同じでしょう。
書き出すと、解決策を思いつきやすくなる。
「思考ツール」を自分の思考から考える
解決策を考えるときに、岡田氏は、11個の思考ツールを使っているそうです。
前回の記事で紹介した、「分析」などです。
(11個の思考ツールを知りたい方は、この本を読んでみてください。)
自分がどうやって日頃考えているかということを記録して、そこから「ツール」として取り出したということです。
自分の日頃の考え方から、どういう思考方法をしているかを分析する。
これはおもしろいと思いました。
悩みを解けないのは、思考ツールが合っていないかも
こちらで紹介したように、悩みも「クセ」のようなところがあります。
思考も「クセ」があるでしょう。
自分がよく使う「思考ツール」があるはず。
悩みをなかなか解けないということは、思考のツールが、悩みの解決に合っていないということもあるのかもしれません。
悩みを書き出して解決策を考えるときに、思考ツールをいろいろ持っていると、解決策を思いつきやすそうです。
これは、フレームワークを知っておくということに似ていると思います。
思考の枠、考え方の枠を知っておくと、分析しやすい。
69項目200種類のフレームワークが紹介されている本『ビジネス・フレームワーク』 - 読書で本から学ぶブログ
悩みの解決とフレームワーク。
悩み解決は、やはり問題解決に似ています。
そんなことも考えることができた、『オタクの息子に悩んでいます』でした。
オタクの息子に悩んでます 朝日新聞「悩みのるつぼ」より (幻冬舎新書)
- 作者: 岡田斗司夫 FREEex
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