考える力をつける3つの道具
自分の頭で考えることが大切と言われたりします。
では、どうやって考えると良いのでしょうか。
ということで、今日は、こちらの『考える力をつける3つの道具』を読んでみました。
本の概要
この本は、TOC理論という『ザ・ゴール』などで書かれている考え方をわかりやすく説明している本です。
- 作者: エリヤフ・ゴールドラット/ジェフ・コックス,岸良裕司,蒼田山,青木健生
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2014/12/05
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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(『ザ・ゴール』はコミック版がわかりやすいです。『ザ・ゴール』はむずかしいけれど、理解したいという人は読んでみてください。)
ウサギとキリギリスが、協力して成功するためにどうするかということを考えながら、TOCの考え方を知ることができます。
考える力をつかえる3つの道具
このごちゃごちゃした現実、もやもやした解決策、どんよりとした将来を解消する「考える力をつける道具」は、たったの3つだけ。「ブランチ」「クラウド」「アンビシャス・ターゲットツリー」。どれも使うのはかんたん。しかも使えば使うほど、考えるのが楽しくなってくる。
ブランチは、思考の整理に使えます。
クラウドは、対立を解消できます。
アンビシャス・ターゲットツリーは、目標実現の方法を考えられます。
考えるための「道具」
自分の頭で考える。大切ではあるでしょう。
ただ、いきなり考えても、うまく考えられるかはわかりません。
こういう考えるための「道具」を知っていて、使ってみると、いきなり考えるよりも考えやすいですし、より良い考えに到達しやすい。
そういうことがわかります。
フレームワーク
ここで紹介されている3つの思考法は、フレームワークとも言えるのではないでしょうか。
フレームワークを知っていると、考えやすいというのはあります。
だから、フレームワークを知るというのも、自分で考える際には有効でしょう。
失敗から学ぶことを楽しむ
失敗そのものは結果にすぎない。失敗という、うわべの結果よりも、その原因に目を向けて解決策を見つけ出すプロセスを、人は楽しむようにできている。そう考えると、失敗から学び続けるプロセスは、本来は楽しいということになるかもしれない。
失敗から学ぶ。
この本は、カメに負けたウサギ、遊んで暮らしていたキリギリスが主人公です。
彼らが、失敗から学んで、どうしたらうまくいくのか、ということを学ぶ過程が話として書かれています。
失敗をしたいという人はあまりいないでしょう。
ただ、その失敗から学ぶことができれば、そして、その過程を楽しめれば、失敗も単なる失敗ではなくなる。
そういう意味でも、この本を読んでみるというのはおもしろいと思います。
『ザ・ゴール』のコミック版などと合わせて読むと良いと思いました。
- 作者: エリヤフ・ゴールドラット/ジェフ・コックス,岸良裕司,蒼田山,青木健生
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2014/12/05
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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