伝わる文章を書くための6つのステップ、と【書評・感想】
今日は、『伝わる文章が「速く」「思い通り」に書ける87の法則』を読みました。
伝わる文章が「速く」「思い通り」に書ける87の法則 (Asuka business & language book)
- 作者: 山口拓朗
- 出版社/メーカー: 明日香出版社
- 発売日: 2014/01/18
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログ (1件) を見る
このブログでは、伝わる文章を書こうとは、あまり思っていないのですが、伝わる文章を書く必要があるときなどに知っておくと良いかと思い、読んでみました。
(伝わらない文章を書こうということではなくて、わかるようには書くけれど、書きたいように書くという感じというか、伝わらない人もいてもいい、という感じです。)
伝わる文章を書くための6つのステップ
文章の設計図
1 文章を読む人を明確にする
2 文章の目的を明確にする
3 読む人のニーズを把握する
4 読む人の反応を決める
5 文章を書くために必要な情報を収集する
6 文章の流れを決める
こういう「文章の設計図」を考えてから、書き始めると、速く思い通りに書きやすいということです。
文章の型
たしかに、「骨格」ができていると、文章を速く書くことができるのかもしれません。
そのあたりは、とくに「6 文章の流れを決める」ということで、文章の型を教えてくれています。
8つほど型が紹介されているので、その文章の目的を決めて、この型にあてはめると、書きやすいと思いました。
読む人の反応を決める
この本で、ここが一番おもしろいと、わたしは思いました。
読んだ後に、どうなって欲しいか、どうして欲しいかを決めてから、書き始めるということです。
ブログであれば、読者が読んだ後に、
■社会時評的なブログ記事を読む人:なるほど、鋭い。こんな斬新な考え方もあるのか、よし、このブログをブックマークしよう。(p.21)
といった感じで、読者の反応を決めて、そこに向かって書いていくということです。
型に、はめるのは、どうなのだろうか?
全体を読んで、わかりやすいですし、このとおりやると、たしかに速く伝わりやすい文章は書けるかなと思いました。
ただですね。
本書を読んでいて、ずっと感じていたのは、型にはめるというのは、どうなのだろう?という疑問がありました。
おもしろいのかどうなのか。
伝わりやすく、速くは書けると思います。
それが、おもしろいかどうか、もしくは、求めている読者の反応になるのかどうか。
ここがちょっと、イコールにはならないのではないかと思ったりしました。
では、どうするか?
では、どうすると良いのでしょうか。
まだ、わからないというか、できないところではありますが、求める反応に合わせて、読みたい、読んでよかったと思えるように書くということが大切なのではないかと思います。
型がなくてはいけないというわけではないでしょうし、速く書けるのは良いですし、伝わるのも悪くないのですが、伝わらなくても、書くのが遅くても、求める読者の反応があると良いということもあると思うので。
具体的に言うと、なんだかよくわからないけれども、おもしろい、読んでよかったと思ってもらう。ブログなら、また訪れたいと思うとか、はてブしてもらえるとかが良いのではないかと。
それには、どうすると良いのでしょうね。
はてブされるということなら、はてブされている文章を読んで、それを分析して、自分なりに書いていく。
そういうことなのでしょうね。
たくさん読んで分析して、自分なりに書いていく。
求める読者の反応を得られるように、試行錯誤する。
その方法の一つとして、本書を読むと良いと思いました。
他にも文章表現など、参考にしたいこともありました。このブログで、この本で言われているようにするかどうかはわかりませんが、他のところでは、使ってみたいと思います。
伝わる文章が「速く」「思い通り」に書ける87の法則 (Asuka business & language book)
- 作者: 山口拓朗
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