『幸福の習慣』人生を価値あるものにする5つの要素【書評・感想】
人間の幸せは「感謝」にあるのでは? - 読書で本から学ぶブログ
に、思いのほか、アクセスがあったので、幸せについて書かれている本を、ご紹介します。

- 作者: トム・ラス,ジム・ハーター,森川里美
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2011/10/16
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 8回
- この商品を含むブログ (2件) を見る
ギャラップ社が、世界150カ国の調査から、人が何を幸せと考えているかということについて、書かれている本です。
その調査から、以下の5つの要素が、幸福を決定するということがわかってきたということです。
1 仕事の幸福
2 人間関係の幸福
3 経済的な幸福
4 身体的な幸福
5 地域社会の幸福
これらの要素が、幸福と感じるかどうかを、決めていく。
そう感じる人が多いということです。
言われてみれば、そうだろうと思う項目ですね。
(詳細わからないところもあるかもしれません。詳しく知りたい方は読んでみてください。)
そして、これらの項目に、それぞれ、3つの習慣が紹介されています。
15個の習慣を大切にすると、幸せになりやすいということです。
全体からアプローチ
本書のアプローチ法が興味深いのは、広範囲の調査から、多くの人が幸せと感じること、考えることは何かを探っているところでしょう。
「個人」からアプローチするのではなく、「全体」からアプローチする。
ですから、人によっては、これでは幸せは感じないと、違ってくることもあると思います。
全体からのアプローチが有効な点
それでも、全体からのアプローチが有効な点があると思います。
それは、「平均的」というか「一般的」には、どういうことを幸せと考える人が多いのかということがわかることです。
紹介されている15の習慣は、自分には合わないこともあるかもしれませんが、合う人が多い、ということに近いと思います。
人間関係がかなり大切
興味深かったのは、人間関係がかなり大切ということがわかることです。
2の人間関係はもちろんですし、地域社会もですが、仕事や経済的な幸福でも、他人との関係において、どうあるか、ということが、入ってきています。
経済的な幸福度を高める3つの習慣
1.友人やパートナーとの休暇や外出などの「経験」にお金を使う。
2.自分の物を買うためだけにお金を使うのではなく、他人のためにお金を使う。
3.自動支払いや自動貯蓄など、資産管理の仕組みの“初期設定”を行って日々お金の心配をする必要がないようにする。
経済でさえ3つのうち2つが、他人との関係でお金を使うことが入ってきています。
もしこれをそのとおりと思うという人であれば、「寄付をする」というのは(安易かもしれませんが)、自分の幸せになることにつながっているのかもしれません。
他人に貢献したい、貢献することが幸せと感じる
本書を読んで思うことは、自分が「自立」できれば、(もしくは半分自立ぐらいでも)、他人と関わりたい、そしてできれば、他人に貢献したい、他人と貢献できると幸せと感じる人が多いのではないか、ということです。
健康である程度のお金がある、仕事もあるとすれば、次は、他人との関係ということなのでしょうか。
そうではあるけれども
どれか1つを高めることができれば
どれか1つでもうまくいかずに苦しんでいると要素があると、それはその人の幸福にダメージを与えます。逆に、どれか1つの要素のスコアを高められれば、日々の生活はより充実し、すばらしい1ヵ月、すばらしい10年へとつながっていきます。
本書の「はじめに」に、こう書かれています。
一気に全部は無理にしても、本書で挙げられている、幸福の習慣15個のうちの1つずつを高めることで、より充実した幸福を感じられる、日々につながっていくのではないかと思います。

- 作者: トム・ラス,ジム・ハーター,森川里美
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2011/10/16
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 8回
- この商品を含むブログ (2件) を見る