なぜ、記憶がお金に変わるのか?『稼げる記憶術』
私は、記憶力があまりよくありません。
ということで、『稼げる記憶術』を読みました。
目次
1 記憶術を知る(稼げる人は記憶の達人
記憶術の基本のキホン)
2 ビジネスに直結する記憶術(専門用語・商品情報を記憶する
顧客情報・商談内容を記憶する
プレゼン・営業トークを覚え、相手の記憶に残す
苦手な数字を記憶する
ビジネス書の内容を記憶する
外国語(単語)を記憶する)
なぜ、記憶がお金に変わるのか?
あなたが話すアウトプット情報は、相手側からするとインプット情報になる。
それが、相手が興味のあることなら、その内容は、脳内にスムーズに吸収される。
しかし、相手にとって興味のない内容なら、あなたがどれだけ話しても、シャットアウトされてしまう。
それがビジネスに関わる話なら、相手はあなたの話を聞いて納得しない。つまり、あなたの記憶がお金に変えられるかどうかは、ここで決まるのだ。
ここは、セールスパーソンを考えるとわかりやすそうです。
相手の興味に合わせたアウトプットが相手の記憶に残りやすい。
そして、相手の興味を知っても、忘れてしまっていたら、相手の興味にあったアウトプットができないですよね。
価格が重要と言っている人に、性能の話をいくらしても、興味を持ってもらえません。
そうなったら、相手にモノを買ってもらうということもできなかったりします。
だから、記憶が大切ということです。
そして、この本では、このあと、いろいろな記憶術が紹介されています。
商品情報の記憶や数字の記憶、そして、ビジネス書の内容の記憶。また、英語の単語の記憶方法などもあります。
人の名前を覚えるー音感イメージ記憶術
ポイントは、顔(映像)を見て、直接、名前(音声)を思い出しづらいのだから、「顔」と「名前」の間に、名前を思い出すための「音感イメージ」を入れて、「顔(映像)ー音感イメージー名前(音声)」というように神経細胞をつなぐ。
人の名前を思い出せない。
こういうのはありますね。
こういうときは、顔と名前の間に、イメージを考えて、つなげるようにすると、覚えやすく、思い出しやすいということです。
ここでは、「小川原」という名前が例になっていて、温和そうな人(この人は温和な人だそうです)が小川のほとりで日向ぼっこしているイメージをすると覚えやすいということでした。
その人のイメージと名前を関連付けて覚えると良いのでしょうね。
興味のあること
この本で印象に残ったことは、興味のあることは覚えやすいということです。
英単語を覚えるには?『脳科学的に正しい英語学習法』 - 読書で本から学ぶブログ【書評・感想】
英単語を覚えるには、興味のあることから覚え始める 記憶系脳番地をうまく刺激して単語を覚えるには、やはりコツがあります。それは、自分が興味を持っているテリトリーから単語を覚えていくということです。 興味を持っている分野。 そこから英単語を覚えていく。 こうすると、覚えやすく効率的ということです。 たしかに、興味がないことを、一生懸命覚えようとしても、なかなか覚えられません。 逆に、興味があることなら、記憶しやすいですよね。
英単語を覚えるには?『脳科学的に正しい英語学習法』 - 読書で本から学ぶブログ【書評・感想】
この『脳科学的に正しい英語学習法』でも、興味があることから、英単語を覚えると良いということが書かれていました。
やはり、興味がないと、脳は記憶しにくいのでしょう。
興味があるところから始めてみるというのは、いいですね。
『稼げる記憶術』
記憶が、なぜ稼ぐことと関係しているか。
読む前は、少しわからなかったのですが、記憶が稼ぐことにつながっているということがわかります。
この本では、ここで紹介した以外にも、記憶術が、いろいろと紹介されています。
こういったことを知って、記憶すると、使わないで記憶するよりは、記憶が改善されるのではないかと思いました。
記憶力を改善したい方は、読んでみると良いと思いました。
私も、やってみようと思っています。