捨てるときの4つの基準『これだけ!5S』
整理をして効率化につなげたいとこのところ思っています。
今日は、こちらの『これだけ!5S』を読みました。
5Sとは、整理、整頓、しつけ、掃除、清潔の5つのSのことです。
この本では、会社での5Sについて書かれています。
5Sができていると、儲かりやすい、仕事がはかどるといったことが書かれています。
自分の部屋の整理といったことには、直接使える本ということではないですが、整理や整頓についても参考になることがいくつかありました。
それらの中から、いくつか紹介しつつ思ったことなどを書いておきたいと思います。
イヤイヤやっても効果は上がらない
5S活動でもっともあってはならない、というよりもその状態で続けても意味がないと言ったほうがいいのが、取り組んでいる現場に”やらされ感”が漂ってしまって、誰もがイヤイヤやっているような状況です。
5Sがなかなか定着しないということから、やらされ感でイヤイヤやっているということがあるということです。
5Sに限ったことではないでしょうけれど、やりたいくないと思いながらやっても、あまりうまくはいかないでしょう。
そうならないように、目的をはっきりさせて、中間目的をつくるなどが紹介されています。
このあたりは、5Sに限らず、そして会社、個人に限らず、参考になると思いました。
整理も目的や理由があったほうがやりやすいでしょう。
わたしの場合は、もう少し効率化したいということがあります。こういう理由があると、整理しようと思いやすいです。
いったん更地作戦
机の上を整理するときの方法として「いったん更地作戦」というものが紹介されていました。
これは、机の上のものを全部、袋などに入れてしまう。そして更地にして必要なものは使うときにその袋などから取り出すようにするということです。そして、その袋から出さなかったものは不要として処分するという方法です。
使わないモノは、基本的には不要でしょう。
だから、残すものを選別するために、まずモノをまとめてしまう。そこから使わないで出さないものは、使わないから処分するということですね。1ヵ月ぐらい使わなかったら処分するようにすると良いということです。
いる・いらないを判断しないで、すぐに机の上をキレイにできる方法としておもしろいと思いました。モノを捨てるときに少し面倒なのは、いる・いらないを判断するのがむずかしいというところがあります。
それを判断は、使ったか使わなかったかで決められるので、ラクに決められそうですね。
捨てるときの4つの基準
1.社長自身が基準をつくる
2.「どれを残すか」で考える
3.ものの価値を考える
4.自分を主語にする
5Sの整理で、モノを捨てる基準があると捨てやすい、モノが増えにくいということで、こういった基準を作ると良いということです。
社長がつくるというのは、個人の場合は、自分がつくると考えると良さそうです。
絶対必要というものは当然残して、それ以外を減らしていくということです。スペースに合わせて、捨てる捨てないを決めると良いということです。
「自分」を主語にするとは、自分が使うかどうかということです。
一人ではない場合は、人と使うということもあるでしょう。そういうことも自分は使うのかということをまず考えてみると、要・不要がわかりやすいということです。
基準があると行動しやすい
捨てるときに、捨てるか捨てないか判断しにくいのは、やはり基準があいまいだったりするからでしょう。
個人の場合は、それでも良いのでしょうけれど、会社になると、基準がないとなかなか捨てられないものではないでしょうか。
基準があると、モノを捨てる判断がしやすくなると思います。
わたしも、自分の基準を決めたいと思いました。
会社や社長向けの本ですが
この本、『これだけ!5S』は、社長や会社向けの本です。
会社に、5Sを導入したいと考える人がまず読むと良さそうな本でしょう。
個人でも参考になるところ、応用できそうなこともありました。
企業の5Sから、自分の整理や整頓を考えたいという人が読んでみると、参考になることが見つかると思います。
5Sを学んで実践したいと思いました。
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