考えない者には教えられない『超訳 論語』
教えるのはむずかしいところがありますよね。
自分が学ぶのもむずかしいですが、さらに人に教えるとなると、なかなか一筋縄ではいかないところがあるように思います。
といったことを最近感じていたのですが、こんな言葉を『超訳 論語』で見つけました。
考えない者には教えられない
「これをどうしたらよいのだろう、これをどうしたらよいのだろう」と言わない者をどうしたらよいか、私にはわからない。
(衛霊公第十五16)
自分でよりよくしようと考えない人には、孔子でさえも教えられないということです。
意欲がない人には、なかなか教えられないものでしょう。
意欲を持ってもらうには、というところから始める必要があるのかもしれませんが、これもなかなかむずかしいというか、本人次第ですから、意欲がない人に教えることはむずかしいのかもしれません。
逆に、意欲がある人には、時間があれば、なんとかなるところがありますよね。
学びたい、できるようになりたいと思っているわけですから、自分から取り組むようになるので、能力の違いはあれ、ある程度のところまで、スキルを改善するなどできると思います。
楽しそうにする
それでも、人は、楽しいことや自分が好きなこと、メリットがあることには興味を持つのではないでしょうか。
そうやって興味を持ってもらえば、その人に何かしら教えることができるかもしれません。
だから、こちらが楽しそうにしていると良いのかもしれませんね。
そうしていれば、興味を持って、意欲につながるかもしれませんから。
これを楽しむ者には如かず、という言葉がありますが、楽しむと、教える際にもメリットがあるかもしれません。
論語 これを好む者はこれを楽しむ者に如かず - 読書で本から学ぶブログ