読書で本から学ぶブログ【書評・感想】

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記憶力と文章の関係は?記憶と記憶をつなげることが、文章かもしれません

このところ、何冊か記憶力の本と、文章の本を読んでいます。

両方とも改善したいと、漠然と思っていたから読んでみたのですが、この2つは関係しているところもあるかもしれませんね。

『ごく平凡な記憶力の私が1年で全米記憶力チャンピオンになれた理由』 - 読書で本から学ぶブログ【書評・感想】

ごく平凡な記憶力の私が1年で全米記憶力チャンピオンになれた理由

ごく平凡な記憶力の私が1年で全米記憶力チャンピオンになれた理由

 

そんなことを、こちらの本を読んで思いました。

 

記憶力と文章の関係は?

文章を書くということは、まずは単語を覚えていないと書けません。

私はアラビア語はわかりませんので、アラビア語の文章は書けません。

まずは、その言語の単語を記憶できていないと書けませんよね。

次に、文法も、それなりに理解できていないと書けないでしょう。

母国語の場合は、感覚的な話ですけれども、文法が適切かどうかはやはり分かっていないと書けません。

わかるというのは、この場合は、語順や表現がその言語で適切かどうかがわかるということで、それは、記憶と比較しておかしくないということになるでしょう。

脳のどこかに、自分が適切だと思う文法があって、それと合っているかどうかをわかる。

こういうことですね。

 

伝わる文章

どうすれば文章が書けるのか?『20歳の自分に受けさせたい文章講義』 - 読書で本から学ぶブログ【書評・感想】

20歳の自分に受けさせたい文章講義 (星海社新書)

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少なくとも、意味が伝わる文章ということだと、単語がおかしくなくて、文法として変ではない。

そういうことがありますね。

その上で、「伝わる文章」というのは、論理的ということもあると思います。

論理とは、理由ですね。 AだからB、BだからC。 こういった理由のつながりが、納得感があるかどうか。 そういうことだと思います。 そして、これが伝わるかどうかが、文章を書けるかどうかということなのでしょう。

どうすれば文章が書けるのか?『20歳の自分に受けさせたい文章講義』 - 読書で本から学ぶブログ【書評・感想】

理由に納得感があるかどうか。

この納得感ですが、これは、記憶の影響も受けるのではないでしょうか。

全く経験したことがないことを書かれていても、意味はわかるかもしれませんが、納得感があるかどうか。

記憶があるから、納得できるという面はあるかもしれません。

 

記憶と記憶をつなげることで表現する

単語や文法の記憶を使って、文章は書いているところがあるのでしょう。

たくさんの文章を読むと、文章がうまくなると言われるのは、文章の記憶が増えて、知識が増えるから、表現をしやすくなるということだと思います。

単語を100しか知らない人と、1万覚えている人では、やはり表現が変わってくるでしょうから。

ただ、たくさん文章を読んでも、覚えていない・記憶できていないとしたら、あまり意味はない。

だから、覚えるために、文豪の文章を書き写すと良いなどとも言われますね。

自分の体に、文体を覚えさせる。

こうすることで、文章を改善するという方法ですよね。

 

単語や言葉のつながりが、文章だとすると、記憶と記憶をつなげることが、文章ということなのかもしれません。

そして、それが、うまく伝わるような文章が、いわゆる「うまい文章」となる、のかもしれない。

 

記憶が文章と関係している

記憶が文章と関係している。

分かっている人には分かっていることでしょう。

しかも、記憶は、文章以外にも関係しています。

記憶できないと、人間関係を作ることは難しいでしょう。

人間関係を作れないと、伝わる文章を書くのも難しいかもしれません。

文章は、人に向けて書くというのがありますから、自分以外の人間のことがわからないと、書きにくいですよね。

 

そして、人と人をつなげる力があるのも、文章の力かもしれませんね。

気持ちが伝わることで、関係が変わるというのはありますから。

 

文章を書くということと、記憶力。

関係がありますね。

記憶を定着させる3つのポイントとは?『記憶力の脳科学』 - 読書で本から学ぶブログ【書評・感想】

記憶力の脳科学

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記憶力を改善すると、文章もうまくなることもあるかもしれない。

そんなことを、このところ記憶や文章の本を読んで考えました。