記憶力と文章の関係は?記憶と記憶をつなげることが、文章かもしれません
このところ、何冊か記憶力の本と、文章の本を読んでいます。
両方とも改善したいと、漠然と思っていたから読んでみたのですが、この2つは関係しているところもあるかもしれませんね。
『ごく平凡な記憶力の私が1年で全米記憶力チャンピオンになれた理由』 - 読書で本から学ぶブログ【書評・感想】
ごく平凡な記憶力の私が1年で全米記憶力チャンピオンになれた理由
- 作者: ジョシュア・フォア,梶浦真美
- 出版社/メーカー: エクスナレッジ
- 発売日: 2011/07/29
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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そんなことを、こちらの本を読んで思いました。
記憶力と文章の関係は?
文章を書くということは、まずは単語を覚えていないと書けません。
私はアラビア語はわかりませんので、アラビア語の文章は書けません。
まずは、その言語の単語を記憶できていないと書けませんよね。
次に、文法も、それなりに理解できていないと書けないでしょう。
母国語の場合は、感覚的な話ですけれども、文法が適切かどうかはやはり分かっていないと書けません。
わかるというのは、この場合は、語順や表現がその言語で適切かどうかがわかるということで、それは、記憶と比較しておかしくないということになるでしょう。
脳のどこかに、自分が適切だと思う文法があって、それと合っているかどうかをわかる。
こういうことですね。
伝わる文章
どうすれば文章が書けるのか?『20歳の自分に受けさせたい文章講義』 - 読書で本から学ぶブログ【書評・感想】
少なくとも、意味が伝わる文章ということだと、単語がおかしくなくて、文法として変ではない。
そういうことがありますね。
その上で、「伝わる文章」というのは、論理的ということもあると思います。
論理とは、理由ですね。 AだからB、BだからC。 こういった理由のつながりが、納得感があるかどうか。 そういうことだと思います。 そして、これが伝わるかどうかが、文章を書けるかどうかということなのでしょう。
どうすれば文章が書けるのか?『20歳の自分に受けさせたい文章講義』 - 読書で本から学ぶブログ【書評・感想】
理由に納得感があるかどうか。
この納得感ですが、これは、記憶の影響も受けるのではないでしょうか。
全く経験したことがないことを書かれていても、意味はわかるかもしれませんが、納得感があるかどうか。
記憶があるから、納得できるという面はあるかもしれません。
記憶と記憶をつなげることで表現する
単語や文法の記憶を使って、文章は書いているところがあるのでしょう。
たくさんの文章を読むと、文章がうまくなると言われるのは、文章の記憶が増えて、知識が増えるから、表現をしやすくなるということだと思います。
単語を100しか知らない人と、1万覚えている人では、やはり表現が変わってくるでしょうから。
ただ、たくさん文章を読んでも、覚えていない・記憶できていないとしたら、あまり意味はない。
だから、覚えるために、文豪の文章を書き写すと良いなどとも言われますね。
自分の体に、文体を覚えさせる。
こうすることで、文章を改善するという方法ですよね。
単語や言葉のつながりが、文章だとすると、記憶と記憶をつなげることが、文章ということなのかもしれません。
そして、それが、うまく伝わるような文章が、いわゆる「うまい文章」となる、のかもしれない。
記憶が文章と関係している
記憶が文章と関係している。
分かっている人には分かっていることでしょう。
しかも、記憶は、文章以外にも関係しています。
記憶できないと、人間関係を作ることは難しいでしょう。
人間関係を作れないと、伝わる文章を書くのも難しいかもしれません。
文章は、人に向けて書くというのがありますから、自分以外の人間のことがわからないと、書きにくいですよね。
そして、人と人をつなげる力があるのも、文章の力かもしれませんね。
気持ちが伝わることで、関係が変わるというのはありますから。
文章を書くということと、記憶力。
関係がありますね。
記憶を定着させる3つのポイントとは?『記憶力の脳科学』 - 読書で本から学ぶブログ【書評・感想】
記憶力を改善すると、文章もうまくなることもあるかもしれない。
そんなことを、このところ記憶や文章の本を読んで考えました。