伝えたいことがあるなら読みたい『TED 驚異のプレゼン』
プレゼンテーションの本をこのところ読んでいます。
プレゼンを改善したいのもあるのですが、プレゼンのテクニック以上のことを学べる、そう感じているところがあり読んでいます。
今日は、こちらの 『TED 驚異のプレゼン』を読みました。
こちらは、『スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン』と同じ著者の方の本です。
プレゼンだけではもったいない『スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼンテーション』から学べること - 読書で本から学ぶブログ
- 作者: カーマイン・ガロ,外村仁解説,井口耕二
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2010/07/15
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 126人 クリック: 3,690回
- この商品を含むブログ (298件) を見る
合わせて読むと、これは良いですね。
『スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン』から3点ルールというものを紹介しました。この『TED 驚異のプレゼン』は、3部構成になっていて、それぞれが3章になっています。
9つの章からなっています。
この本が、3点ルールを使っています。
情熱
情熱の大切さが、まず言われています。なぜ情熱が大切なのか?
あなたが自分の仕事に幸せを情熱を感じていなければ、すばらしいキャリアを手に入れることはできないだろう。すばらしいキャリアを手に入れ、最高に楽しい時間を過ごしていないと、プレゼンテーションで聴衆を熱狂させることは難しいだろう。このようにキャリアと幸福と人々の心を動かす能力はすべてつながっている。
情熱を持てないこと、やりたくないことについていくら語っても、楽しくはないでしょうし、人の心を動かすのはむずかしいでしょう。
だから、何かを伝えたいと思う情熱を持てるか、その前に、情熱を持って何かをやっているか、こういうことが大切ということがわかります。
自分が伝える価値があると思えること、本当に伝えたいと思えることが、まずは大切で、これは方法論というよりも、欲望、願望、そうしたいと思う気持ちの話です。
ここがないと、人に伝わるということも、ほとんどないでしょう。
伝わっても伝わらなくても良いと思っている人の話を聞きたいと思う人は、あまりいないでしょうから。
ストーリー
では、情熱を持って伝えたいことがあるとして、どうやって伝えると、伝わりやすくなるのでしょうか?
スティーブンソンのプレゼンはTEDドットコムで「最も説得力があるプレゼン」に選ばれたもののひとつだ。「説得する」という言葉は本来、相手の理性に訴え、影響を及ぼすことと定義される。この定義に「感情」という要素は含まれないが、感情に訴えるストーリーの力がなければ、スティーブンソンのプレゼンはこれほどの説得力を持ちえなかっただろう。
ストーリーを使うと良いということです。なぜなら、ストーリーには聴衆とつながる力があるから。
スティーブンソンのプレゼンとは、こちらのプレゼンです。
ブライアン・スティーブンソン「司法の不公正について話さなければなりません」 | Talk Video | TED.com
Bryan Stevenson: We need to talk about an injustice ...
感情で共感しない限りは、説得されない。
そういうところが人間にはあるのでしょう。
まずは、感情という扉を通り抜けて、論理を伝える。
そういうことをストーリーを使うとできる。だから、ストーリーを使うと良いということです。
自分らしく
そして、それらを自分らしく語る。なぜなら
たいていの人は偽物を見抜く。自分を偽ろうとすると、聴衆の信頼を勝ち取れなくなる。
だから、自分として語るのが大切ということです。
伝えたいことがあるなら読みたい『TED 驚異のプレゼン』
上で紹介したことは、この本の一部です。
プレゼンに限らず、人に何か伝えたいことがある。
そういう人は読んでみると良い本です。
この本をしっかり学ぶと、伝え方が違ってきて、伝わり方も違ってくるでしょうから。
そして、プレゼンや伝え方以外のことも、変わってくると思います。
なぜなのかを知りたい方は読んでみて実感してみるのが一番だと思える、そんな本です。