文章の書き方にも参考に『広告コピーってこう書くんだ!読本』
今日は、こちらの『広告コピーってこう書くんだ!読本』を読みました。
広告コピーは、おもしろいですよね。
文章の書き方などにも参考になるかなと思って、読んでみました。
「描写」じゃない。「解決」なんだ。
当たり前のことですが、100万人が100万人、「古本屋には古い本がある」という事実を知っています。それでも利用しないわけです。
だから、「描写」をしているだけではダメ。別の「解決」につながることを書かなくてはなりません。
古本屋。
ブックオフなどではなくて、町の古本屋に多くの人が行きたくなるようなコピーを書くとしたら、どうするか。
古本屋の様子を描写するのではなく、解決できることを伝える。
ここがポイントになるということです。
「流通」を意識する
最初にまず、原稿用紙に向かってコピーを書く。ここまでは、みんな一緒なんですよ。
でも、コピーを書きながら、そこからそれが世の中に広がっていくイメージをどこまで描けるかによって、差が出ます。
広告コピー。
それが、どこまで広がっていくか。
ここをイメージできるかどうか。
それで、広告コピーが変わってくる。
たしかにそうなのだろうということが、この本を読むとわかってきます。
単に、カッコイイとか、そういうことではないのだろうなと思えてきます。
そりゃそうだ。そういえばそうだね。そんなのわかんない。
「そりゃそうだ」と「そういえばそうだね」と「そんなのわかんない」。この3つの反応の違いに、「常識とコピーと芸術」の違いがあると思うのです。
「そりゃそうだ」が、常識。
「そういえばそうだね」が、コピー。
「そんなのわかんない」が、芸術。
なるほどなと思いました。
そういえばそうだな、と思うようなことを伝える。
こういうところに、広告コピーがあるのだろうと思います。
それは、本も同じかもしれません。
そりゃそうだ、という話は、つまらないと思われがちですし、わからないことを書いても、評価されないでしょうから。
論理
この本では、発想の「論理」が書かれています。
こちらの、『天才ではない君たちは「ひらめき」に頼るな、「論理」を手に進め。』 と似ています。
『天才ではない君たちは「ひらめき」に頼るな、「論理」を手に進め。』 - 読書で本から学ぶブログ【書評・感想】
天才ではない君たちは「ひらめき」に頼るな、「論理」を手に進め。 (中経出版)
- 作者: 吉田正樹,津田久資
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / 中経出版
- 発売日: 2013/11/28
- メディア: Kindle版
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論理を学ぶことで、発想しやすくなる。
そういうことがありますね。
この本も合わせて読んでみると、さらに納得感が増すと思います。
『広告コピーってこう書くんだ!読本』
広告コピー。
ここから表現について学ぶこともできるのではないか。
そんなことを思ったので、この本を読んでみました。
何かを伝えたい。
そういう人が読んでみると、伝え方のヒントを見つけることができると思います。
まだよく理解できていないところもあるので、また読み返してみようと思っています。