読書で本から学ぶブログ【書評・感想】

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『伝える力2』池上彰。聞き手の気持ちをつかむには?

『伝える力』の2です。
こちらの本は、1よりも具体的な話が多くなっています。

エピソードを読むのが好きな人に、おもしろく読むことができる本だと思いました。

伝える力2 (PHPビジネス新書)

伝える力2 (PHPビジネス新書)

 

ちなみに、『伝える力』の紹介記事はこちらです。

dokushohon.hatenablog.com

 

私が気になったところを紹介します。

 

小泉純一郎氏と小泉進次郎氏の「伝える力」

一方、小泉氏の次男の小泉進次郎氏も簡潔な話し方をします。しかし、進次郎氏の場合、は父親とは違い、豊かな語彙や表現力を持っていると感じます。それでいながら、父親譲りの簡潔で明瞭な話し方をする。「伝える力」の総合力は進次郎氏に軍配が上がるのではないかと私は思っています。

この2人。話し方が似ています。
親子だからというのはもちろんあるでしょう。

ただ、やはり違いがあるということで、進次郎氏のほうが伝える力があるのではということです。
語彙や表現力があるからということのようです。
そうなのかもしれません。

しかし、伝わっても、動かせないということだと、政治家の場合はまずいのかもしれませんね。
言いたいことが伝わって、影響力がある。
伝える力があるだけでは、政治家の場合は、十分ではないかもしれません。
そう考えると、簡潔で影響力があるほうが良いということになりそうですね。


因数分解して相手に地図を渡す

因数分解すれば、わかりやすく伝えられる。これを私は、藤沢晃治さんの『「分かりやすい表現」の技術』ほか計三冊の著作(いずれも講談社ブルーバックス)で学びました。藤沢さんの本を読んで、「ああ、そうだ、私も無意識のうちに因数分解の手法を使っていた」と気づいたのです。

ここで言う因数分解は、数学の因数分解のことですが、「共通した事柄をまとめる」といったことです。
共通した事柄をまとめて、違うことは分ける。

同じものをまとめて、違うものを分けると、わかりやすくなりますよね。

 

そして、さらに、話の地図を示すことで、伝わりやすくなるということです。

話の地図を渡す。

これから何を話すかを、伝えておく。

そうすると理解しやすいということです。

 

具体的な話とまとめを話して、聞き手の気持ちをつかむ

相手に興味を持って聞いてもらいたかったり、相手の心に届く話し方をしたりするには、固有名詞や数字を入れるなど、具体的な話をすることです。

ただし、注意してほしいこともあります。それは「一般論やまとめとなる内容も話す」ということです。

具体的な話は、わかりやすいというのがあります。

上のように小泉純一郎氏と小泉進次郎氏の話は、わかりやすいでしょう。

聞き手に興味を持ってもらいやすいということです。

 

ただ、具体的な話だけで終わらないで、まとめや一般論なども話す。

そうすると、どういうことを言いたいのかということが伝わるということです。

 

「◯◯ということがあって△△だった。」

 で終わってしまうと、だからどういうことを伝えたいのかがわかりにくい。

 「具体的な話」と「結論」。

この2つがあると、聞いて良かったということになるのでしょう。

これは、きっとブログも同じでしょうね。

 

もっと伝える力をつける

『伝える力2』は、こんなようなことが書かれています。

 伝える力をもっとつけたい。

そんな人が読んでみると、読みやすいですし、参考になることがあると思います。