仕事のモチベーションを高めるには『お金と感情と意思決定の白熱教室』
『お金と感情と意思決定の白熱教室』
NHKの白熱教室で放映されていたものを本にまとめたものですね。
デフォルト(初期設定)が決定的な役割を
雪の積もった道に例えると、わだちのある場所を進むほうが楽だろう。つまり、必ずしもそちらに進むように決められているわけではないが、別の選択をするより楽だ。また、デフォルトは一番楽だということに加え、デフォルトがお勧めだとみなされることもある。例えば、ある用紙を渡して「デフォルトはこれです」と言うと、それに従うのが楽なだけでなく、「この人はその道のプロとしてこれを勧めているんだろう。これがいいに違いない」と思ってしまう。
デフォルトのままを選ぶ。
これを読んで思ったのは、パソコンやスマホの設定ですね。
私は、だいたいデフォルトのままです。
なんか面倒だから、というのが理由ですが、よくわからないというのもあります。
デフォルトは、たしかに、決定的な役割になっているなと思います。
誘惑に負けない方法
マシュマロ・テストのビデオを見ると、子供たちは、マシュマロを見て気にならないわけではなかった。しかし、両手をお尻の下に置いたり、天井を見上げたり、あらゆる手段で誘惑を退けようとしていた。まさにオデュッセウスの「自己コントロールのための環境設定」だ。自分の気をそらすことで、誘惑を退けたんだ。
ダイエットなどで、食べ物の誘惑に負ける。
そうならないようにするには、どうすると良いかという話です。
環境を変えると良いということです。
誘惑に負けないように、見えなくするとか、買わないとか、そういうことをする。
意志の力でどうにかするというのではなくて、誘惑があまり起こらないようにする。
誘惑に負けないのは、こんなふうに考えて工夫することだそうです。
仕事のモチベーションを高めるには
普通、報酬を増やせば人々のモチベーションは上がると考えがちだ。でも、モチベーションに影響を与える要素はほかにもたくさんある。やりがい、創造、挑戦、所有、アイデンティティ、プライドなどなど。
モチベーションに影響を与える要素はたくさんある。
だから、これらをたくさん考えてみるというのは、意味がありますね。
持続するやる気をいかに引き出すか『モチベーション3.0』 - 読書で本から学ぶブログ【書評・感想】

モチベーション3.0 持続する「やる気!」をいかに引き出すか (講談社+α文庫)
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このあたりは、『モチベーション3.0』にも書かれていました。
外発的動機が効かない ただ、外発的動機は、アメやムチがなくならないとしても、慣れてくると効果がなくなってくるということ。 そして、量を増やしても、あまり効果が無い。
持続するやる気をいかに引き出すか『モチベーション3.0』 - 読書で本から学ぶブログ【書評・感想】
内発的動機が大切ということでした。
自分にとって、何が動機になるのか。
知っておきたいですよね。
『お金と感情と意思決定の白熱教室』
お金と感情の関係。
感情と意思決定の関係。
上で紹介したこと以外の、意外な話もいろいろと出てきています。
誘惑に負けないといったあたりを、自分なりに考えて、お金をもっと有意義に使えると良いなと思ったりしました。
お金、感情、意思決定。
このあたりに興味がある人に、おもしろい本だと思います。
興味がある人は、読んでみるとおもしろいはずですね。