読書で本から学ぶブログ【書評・感想】

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完璧主義に囚われていませんか?『プレッシャーに負けない方法 ―「できるだけ完璧主義」のすすめ』

プレッシャーに強いですか?

私は、あまり強いほうではないと思います。

完璧主義ですか?

私は、そういう感じのところがあるように感じています。

 

今日は、こちらの『プレッシャーに負けない方法 ―「できるだけ完璧主義」のすすめ』を読みました。

プレッシャーに負けない方法 ―「できるだけ完璧主義」のすすめ

プレッシャーに負けない方法 ―「できるだけ完璧主義」のすすめ

 

完璧主義な自分はどういうふうにすると良いのか、ということが書かれています。

 

批判されないための「マイナスの完璧主義」

「完璧でさえいれば、失敗などするわけがない」

「完璧でさえいれば、他者からネガティブな評価を受けるわけがない」

こうして、批判されないための「マイナスの完璧主義」ができるのです。

完璧を目指したいというよりも、失敗したくない、批判されたくない、そういう気持ちから完璧主義を目指してしまう。

そういう「マイナスの完璧主義」があるということです。

 

そして、このように考えてしまうと、失敗やネガティブな評価が不安になって、プレッシャーが大きくなってくる。

自分で自分を追い込んでしまう。

そんな「マイナスな完璧主義」があるということです。

 

「できなかった自分」を深追いしない

「過去に何かができなかった」というのは、衝撃だったことでしょう。ですから、悔やむ気持ちは当然の反応として理解することができます。

しかし、同時に、この例からも明らかですが、「マイナスの完璧主義」は時間泥棒であることがわかります。

 「できなかった自分」。

このことをいくら考えても、「できた自分」にはなれません。

過去には戻れませんから。

しかし、なぜできなかったのだろうと、ついつい考えてしまう。

これでは、時間が有効には使えていない。

あまり深追いしない。

これが大切ということです。

 

コントロール不能なものに「完璧」を求めない

子どもはコントロール不能。そして、小さな子どもがいる間は、自分が考える「完璧」は実現不可能。

子どもは、コントロールできません。

そう考えると、子育てを完璧にすることなどはできないでしょう。

他にも、コントロールできないことはありますよね。

会社組織や他人などあります。

自分でさえも、コントロールはむずかしい。

 

そう考えると、コントロールができないものに、完璧を求めるのは、おかしなことです。

 

重要なことに集中するためにも

完璧を求めようとすると、細かいところにこだわってしまって、重要なところがおろそかになってしまう。

こういうこともあるでしょう。

 

この『力の抜きどころ』では、重要なところに集中するために、完璧主義をやめたほうがいいと書かれています。

重要なことに集中するための『力の抜きどころ』【書評・感想】

それは、頭ではわかってもなかなか、完璧主義を手放せない。

そういうことはあるでしょう。

 

では、どうしたら良いのでしょうか?

 

できるだけ完璧にと考える

頭の中では完璧にできそうでも、現実の世界では、コントロールできるものなど、ほとんどないと言えるかもしれません。

現実の世界では、完璧を求めることのほうが、おかしなことなのかもしれません。

 とは言っても、これまで完璧にしたいと考えがちだった人が、いきなり完璧を求めないというようにできるものでもないでしょう。

急にそんなふうにしたら、悪い意味で、いい加減になってしまうかもしません。

 

だから、この本では、「できるだけ完璧」にということを言われています。

つまり、だいたい完璧ということでしょう。

完璧ではないですから、矛盾した言葉ではあります。

それでも、完璧は目指しつつも、完璧ではないことを許容する。

そういう気持ちでいると、プレッシャーに感じたり、不安を感じることも減るのではないでしょうか。

 

完璧主義をどうしたら良いかを知る。そんな本でした。

個人的には読んで良かったです。

少し考え方を変えて、プラスの完璧主義に持っていけそうに感じました。

プレッシャーに負けない方法 ―「できるだけ完璧主義」のすすめ

プレッシャーに負けない方法 ―「できるだけ完璧主義」のすすめ

 
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